安渕聖司のレビュー一覧
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ネタバレエッセンスをメモしておきます。
ミッションステートメント:GEは革新性に富んだ(Innovative)、最新技術(Technology)を駆使したインフラストラクチャーと金融サービスの会社であり、世界の困難な問題を、お客様と社会のために解決します。同時に、世界的にも優れた業績を達成します。」GEには、いわゆる経営企画部門がない。各事業部門にもない。端的に言えば実行と離れて、戦略だけを考えているところはない。現場や顧客の近くで発送し自分達が実行すると考えるから、マーケットや顧客の動きを感じながらプランを構築していかなければならない。
そして複数ビジネスにわたる大きなテーマについては、イメルトCE -
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GEの仕事への姿勢や人材育成への姿勢を様々な角度から述べた作品。120年にもわたって有料企業で有り続ける、それでいて変革を続けるこの会社への興味をくすぐるのと自分に何が取り込めるかを考えさせられる良書だと思う。
もちろん他のビジネス書にあるような表現も沢山あるが、違った観点も山ほどある。以下、備忘。
・視野を広げる仕事と専門性を深掘りする仕事の両輪の重要性
・ストレッチアサインメントの考え方
・パっと聞かれて即答できる習慣
・グロースバリュー重視の人事評価
・年齢は関係ないがライフヒストリーは重要
・世界のリーダーが1週間集まり今後の事業を考えるLIG
・政治をするとグロースバリューが下がる -
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グロースバリューという価値観、評価•配置の人事施策、ヒアリング•フィードバックのコミュニケーションの仕組みの3つが噛み合っていることが、強い組織を永続的なものにする育成の仕組み。
強いリーダーが上から下まで絶え間無く、普遍的に存在し続けるGEの強さ。
日本企業とはどこが違うのか?
職能資格制度を通じて求められる要件は明確で、家族的な繋がりを通じた部下育成の仕組みや飲みニケーションと言われるコミュニケーションの場もあり。
ただそれぞれに会社の仕組みが伴っていない。個人主義。育成と評価•配置が繋がっていない。
育成をすることが評価に繋がらず、育成の結果が配置に繋がっていない。また、育成のための -
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ソニーの出井伸之前会長が目指し、キャノンの御手洗社長が「理想の企業」として手本とし、サムスンが徹底模倣するゼネラルエレクトリック社の人事への仕掛けと人事制度。
・複数分野でのエキスパートには中々なれない。とにかく自分を知り、得意分野を話せるようにさせる
・プロセスの強さを大事にしている。結果を常に向上させるために、プロセスマップにして書き出し、どこにどのくらいの時間が何故かかっているのかを、プロセス全体を洗い出して見直すなどプロセス改善を当たり前化している。
・自分の信念や人生哲学から発する機会→アウトプットできるようにする
・リーダーのコンピテンシー「リーダーシップスキル」「専門知識・能力 -
Posted by ブクログ
【この本から実践したいこと】
・クライシス時の準備と対応、姿勢
・「What do you think?」自分の頭で考え、自分の意見を持ち、堂々と披露する。
・一番強いものが生き残るわけではなく、変化できるものが生き残る。聖域を設けずに、その時代に合わせたビジネスを作っていき、それを積極的に実行していく。
【感想】
うちの会社ともとも関係が深い、医療機器業界の雄・GE社の本。
少しタイトル詐欺で、内容の大半が仕事術ではなく、「GE」という会社・組織の紹介文だった。
ただ、うちの会社でも重複・実践されているシステムも多く、個人的には読んでいて楽しめた。
(正直、「人材育成」「自由度の高さ」「