横田濱夫のレビュー一覧
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なんという素晴らしい本だろう。銀行マンが学校でも教えてくれないようなお金の基礎教育について綴った本書は、間違いなく私のお金の教科書になるであろう。わかりやすく、ためになる内容ばかりである。 すべて書ききれないのだが、とにかく深い内容である。表紙のポップさと本書の薄さからは想像ができないほど中身の詰まった本である。
特に気に入った箇所を抜粋する。
*人から物はもらわない。タダでくれると言われても近付かない。
*オマケはただではない。その分の代金が必ず商品の価格の中に含まれている。
*ほんとうにタダでくれるのは親兄弟だけ。他人が物をくれるという時は、裏になにか魂胆がある。
*その時はタダ -
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ネタバレ横田濱夫さんと言えば、「はみ出し」シリーズで銀行員には有名な方ですな。横浜銀行の内部告発をされた方で。私も第二地方銀行に入行時、銀行の同期に「はみ出し」を貸すと見事帰ってこなくなりました。
そんな横田さん、最近は「はみ出し」シリーズの印税で投資家になり、執筆活動を継続されているそうです。それでこの著書が「思わずナットク 基礎から学ぶ 最新お金運用術」という書籍です。刊行は2001年ですが、十分今でも大変有用な著書ですので、皆さんに紹介したいと思います。
まず横田さんは「アメリカは投資先進国で、日本よりも投資家の運用が上手い」と言われているがそれは違う、と一蹴する。
なぜなら、それは僥倖だ -
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ネタバレ「はみ出し」シリーズで有名な横田濱夫さん。この本は何故「はみ出し」シリーズを出すことになったのか、またどれだけ素人が本を出版することが大変で、それをクリアするのにはどうすればいいのか、横田さんの本質に近づける大変良著なのだ。
まず、横田さんは不良債権になることが分かってたのに、融資を実行した支店長に反抗して左遷され、閑職に追いやられた。彼は時間が有り余ることもあってか、暴露本の執筆を思い立つ。
原稿は書き上げ、30社くらいにいきなり郵便で送ったのだ。もちろん、何のリアクションもなし。たまりかねた横田さん、出版社に電話する。すると電話口で「ウチは依頼した方しか原稿は受け付けておりません。文学 -
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ネタバレ『自分自身が経営者だと思わなきゃ。家計は小さくても、ひとつの独立した経営主体。社長である自分がいかにその出納をコントロールするか』
あとがきの上記の言葉が一番心に残った。
本書は、対話形式で進む軽めの本だが、内容はどれも実用的で、
「よし、節約してみよう」という気にさせてくれる良書だ。
分かりやすいものは、素晴らしい。
分かりやすいものは、人を行動的に、情熱的にさせる。
以下、心に残ったものを列挙していく。
・やっていること自体は、ムダを省いて、その分をやりたいことに回すだけ。
・何事も、明るく楽しくやるというのは自分で発見することだ。人に言われるのではなく、自分で見つけて応用するこ -
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「明るい節約生活」4
著者 横田濱夫、丸山晴美
出版 角川文庫
p63より引用
“やっていること自体は、ムダな事を省いて、
省いた分をやりたいことに回すというだけです。”
元銀行員と元コンビニ店長のコンビによる、
節約に関する対談集。
具体的な節約の方法についてから著者による節約レシピ等、
楽しく節約する工夫が盛り沢山です。
上記の引用は、
著者の一人の節約についての一言。
自分が将来何をしたいのか、
そのためにいくら必要なのか等はっきりとした目的、
自分の目指す物を知ることが節約の第一歩なのかもしれません。
巻末のレシピが予想以上に充実しているので、
著者の節約における食事の重要さを -
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●貯蓄せずに今を楽しもうという人は、そのツケを将来に先延ばししている。目先の生活を優先し、苦痛を後回しにしている
●悪い借金=遊ぶための借金。金利の高い借金(5%以上)。ハッピー気分がその時限りの借金
●会社から渡される給与明細の鵜呑みは禁物。社員も自分が社長と思うべき
●投資の王道、三原則=①分散投資 ②継続投資 ③長期投資
●ある程度長いスパンで投資しないと大きな波に乗れない
●債権の価格は株価と逆行性あり。株価が下がれば債権の価格は上がる
●大多数の人と同じことをやっても儲からない。人と違ったことをやってこそ儲かる
●不況時は金利、株価が下がり債権価格が上がるので株は買い。好況時は金利、