リチャード・ステンゲルのレビュー一覧

  • 信念に生きる ― ネルソン・マンデラの行動哲学

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    僕が子どもの頃、南アフリカは「人種差別の国」として、その特異な法律や生活が、教科書などで扱われていました。
    その南アフリカから人種差別をなくし、新しい国として再出発させたのが、ネルソン・マンデラ。
    のちに米『タイム』誌の編集長となるライターが、マンデラに約3年間に渡って同行しまとめた、伝記です。
    若いころ、部族の王の元で育ったマンデラはやがて、活動家となります。
    そして30年という途方も無い年月を、政治犯として刑務所で過ごします。
    その苦難のなかで、自らの行動を律し人望を集め、出所後に大きな役割を果たすという、まさに波乱万丈な人生。
    小説的にその半生を追うという形ではなく、著者がマンデラに問い

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    2013年04月22日
  • 信念に生きる ― ネルソン・マンデラの行動哲学

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    マンデラがどのような人物だったか。どのような思いで行動をしたのか。マンデラの行動を15章に分けてまとめた本。ここに描かれたのは、非常に忍耐強く、長期的な視野を持った人物であり、優れたリーダーであろうと示した人物だった。マンデラのようなリーダーになる事は難しいが、これらは優れたリーダーへ近づくための重要な示唆になると感じた。

    特に牛の群れの話は興味深い。チームのリーダーとは違う。

    <メモ>
    〇勇敢に見える行動をとれ
    ・勇敢とは恐れを知らないのではなく、恐れを克服する意識を持つこと
    ・勇敢なふりをすること
    ・息子の死に直面しても悲嘆にくれず、他の受刑者同様採掘場に現われた。行動で勇敢さを示す

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    2013年01月26日
  • 信念に生きる ― ネルソン・マンデラの行動哲学

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    伝記というよりは今どきの自己啓発書っぽくまとめられていて読みやすいです。マンデラ氏を思えば多少のツライことは乗り越えられるっ!って、比べてスミマセン。普通の人が最も活躍するであろう時期をずっと獄中で過ごしたと知って改めて驚きました。何事も諦めてはいけないな、と。

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    2012年12月30日
  • 信念に生きる ― ネルソン・マンデラの行動哲学

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    ネタバレ

    チェック項目9箇所。「成熟する」とは、若いときにむき出しにしていた感情を胸の内に秘める術を得ることだ、「成熟する」とは、決して、不公平や不正に対する怒りや反発を感じなくなってしまうことではない、何をすっべきで、どのように行うべきかを知っていることだけが、「成熟している」ということではない、一時の感情を抑え、様々な思考を冷静に判断し、物事をありのままに見ることができる、これこそが、「成熟している」ということなのだ。勇気とは、恐れを知らないということではない、抱いた恐れを克服していく意志を持つ、これが勇気なのだ。日々続く困難な状況下において、恐怖心に負けることなく不安に苛まれながらも確固たる自己を

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    2012年12月09日
  • 信念に生きる ― ネルソン・マンデラの行動哲学

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    南アフリカ初の黒人大統領となったネルソン・マンデラの
    リーダーシップ哲学についてまとめた本。
    著者がマンデラに張り付いて、3年間インタビューした記録から、
    彼の行動哲学を抽出しています。

    一つひとつはシンプルで当たり前のことが多いですが、
    マンデラの実際のエピソードからくる示唆には深みがあります。

    20年以上も刑務所に入れられ、ひどい扱いを受けたにもかかわらず、
    その元凶である白人に対しても慈悲深い心で接することができるマンデラは、
    まさに聖人君主と言っても過言ではないのですが、
    刑務所内で深く考え、内省したからこそ、辿り着いた領域なのでしょう。

    日本人には、アパルトヘイトや黒人差別と言

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    2020年12月17日
  • 信念に生きる ― ネルソン・マンデラの行動哲学

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    タイム誌のライターがネルソン・マンデラに長期間に渡るインタビューを行いまとめあげたマンデラ伝。様々な角度からの掘り下げ方が可能である中、主に彼の卓越したリーダーシップがどのような行動哲学に基づいているのかを、15の行動哲学を挙げてまとめた一冊。

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    2015年10月12日
  • 信念に生きる ― ネルソン・マンデラの行動哲学

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    マンデラの考え方って日本人には共感し易いと思った。
    内容は広く浅くって感じで、がっつりを求めるとちょっと物足りないかな。

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    2013年04月21日
  • 信念に生きる ― ネルソン・マンデラの行動哲学

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    マンデラの行動(哲学)を通して、リーダーシップを紹介する著書です。

    国や歴史を変えた人物と自分のような企業の中間管理職では、背景や思い、リーダーシップの範囲・影響力が大きく異なり、シンクラナイズさせることが難しい場面もありましたが、気づきも多くありました。

    以下に、印象に残っている部分を紹介します。

    ・アフリカのウブントゥの概念
     →私たちは他者を通してのみ人間として存在する
    ・清濁併せ呑む力を持つ、多面的な人物
    ・いつでも冷静沈着
    ・フォロワーに対して、権限を与え行動を促すことで、リーダーの考えや方向性をフォロワー自らに理解してもらう
    ・原理原則と戦術を区別せよ
    ・人は「良い人間だ」と

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    2013年02月24日
  • 信念に生きる ― ネルソン・マンデラの行動哲学

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    マンデラの人物像およびその行動哲学を描いている。まとめると、多面的で多くの矛盾を内包しつつ深い洞察力を持ち忍耐強い成熟した人物。
    著者がマンデラのことが好き過ぎて、分析の鋭さが減っている感じがする。

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    2012年12月15日
  • 信念に生きる ― ネルソン・マンデラの行動哲学

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    ■信念

    A.リーダーシップの要諦は、ゴールに向かって人を動かすことにある。
    マンデラは、そのための方法として、先頭に立つだけではなく、自らは背後に立ち、前にいる人々が一歩を踏み出せるように背中を押すというう方法も重視した。

    B.勇気とは、恐れを知らないということではない。
    抱いた恐れを克服していく意思を持つ。
    それが勇気。

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    2012年11月05日