金子一馬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本だけでも独立はしているのだけど、前巻である『廃墟の中のジン』を読んでこそ楽しめる1冊です。前巻の世界から約30年の歳月が流れています。レンやジャックをはじめとする思い入れのある人たちの成長した姿がみれ、前巻を読んでからそれほど経っていないのにとても懐かしい気持ちになりました。
私にとっての見所は外敵との戦いよりも、ジンの内面の戦いでした。
死によるとてつもない恐怖により、ジンは戦う強靭な意志を失っていました。仕方がないとは思いながらも、こんなの私の知ってるジンじゃない、とショックでした。けれどライシンの話を聞いてジンの強さとは何かを思い出しました。
ジンの強さは &quo -
Posted by ブクログ
真・女神転生の世界でありながら、ゲームとは全く違うオリジナルのストーリー。メガテンシリーズを1つとしてやっていない私でも、充分過ぎるほどに楽しむことができました。思わずゲームをやってみたいと思うほどに。プレイをしたことのある人にも、ない人にもお勧めしたい1冊です。
等身大の登場人物たちには共感を覚えます。絶大な力を持つ勇者でないからこそ、怖くてたまらない時もあるし、逃げ出したくなることだってある。それでも、まだ年端もいかない子供たちでさえ、自分達の楽園を守ろうと、仲間のためにと踏ん張る健気さに感じ入ります。そんな子供たちをよそに、権力争いを繰り返す大人には言葉もないけれど。
悪 -
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Posted by ブクログ
気分屋。が初めて吉村 夜作品に出会った記念すべき作品。
この小説を買わなければ、気分屋。は吉村 夜作品と出会う事もなかったでしょう。
で、この小説の内容は完全オリジナルストーリー。
ですが、メガテニストならば読んでも損無し!と気分屋。は声を大にして叫びたいです。
好き嫌いあると思うんですが、メガテニストが書いてる事だけあって、内容はゲーム同等の濃い内容です。
これ、5回以上は読んでるのに、ついつい泣いてしまうんですよね。
一人の少年の生き様が、凄く凄くカッコいいというのはおかしいんですが・・・・。
人類冬の時代の中、自分も辛い境遇であるにもかかわらず、大切な仲間や愛しい少女を守る為、自