渡邉賢一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ以前から佐藤航陽さんの本が好みであったこと、且つYouTubeでの著者お二人の対談を聞いて感銘を受けたのでこの本も読みたくなる。
結論としては「〇〇国の人ではなく地球人になろう、宇宙からの視座を得よう。二元論ではなく関係性で物事を見よう。日本の役割は大きいよ。そしてそれを創るのは物語(ナラティブ)だ。」と言っていると受け取った。
前編は渡邉さんが世界の現状と日本の役割を説明してくれる。後編は佐藤さんがそれを実装するための物語の創り方を教えてくれる。
前編は繰り返しの内容に思えてパラパラと飛ばしてしまった部分もあるけど、後編は日常で使えそうな考え方も多くて面白かった。(子供に現実とファンタジーを混ぜ合わせたお話を作ることが最近のブームなので)
印象に残ったのは「散逸構造・自己組織化理論により、ネットワーク密度の高まりが自然と構造化を促進する」文明とはこうやってできている、という話。バラバラのモノが段々と秩序化していくこと、確かにと思えた。(例えば排水口にできる渦のように)
明確には書いていないけれど随所に仏教哲学の要素が感じられた。
全体を通してちょっとナルシストな内容にも思えたけど、これも未来を創る物語の一部なのでしょう。(自分はその分子というわけだ)
タイトルの「プラネタリア」が気になり調べてみると、planetariumの複数形として存在するものの一般的には使われない、ラテン語の接尾辞「-aria」には「~に関する場所」や「~の性質を持つもの」という形容詞的な意味がある、らしい。著者は「プラネタリア=惑星思考」と意味付けている。
小難しいことを考えればキリがないけど、全ての〇〇国人が宇宙から見た"地球人"になれば平和な地球になれるという希望を持ちたい。