安田賢治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みやすかった。
データに基づいているのみならず、全体のバランスがとれている視点がよいので説得力がありました。
大学進学率が上がることで、「大学では勉強したい」という学生が出てくること。大学を出るだけでは差がつかないので、いかにきちんと勉強するかが問われる世の中になっていること、など実感していたことが活字として読めました。
ただ、本当に、東大や京大に合格する力がありながら、経済的な問題で地元の国立大に進学している受験生、ってそんなにいるのですかね?
奨学金の怖さは前回読んだ別の本に語られていましたが、奨学金のみならず、教育全体にかかるお金を考える上で示唆に富む1冊です。
・・・大学生協や文科省