西畠清順のレビュー一覧

  • そらみみ植物園

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    プランツハンター、西畠清順さんの最新作。
    西畠さんの書いた本は初めて読みましたが、本当に心から植物を愛しているのが伝わってくる素敵な一冊でした。
    世界中にある、思わずひとに話したくなるような性格や見た目の、本当にひとりひとりが人間のように思えてくるほど個性的な植物と、その植物に対する西畠さんの軽快なコメントがバランスよく、とても読みやすかった。
    何かを学んだりする難しい植物辞典ではなく、空想のフィクションでもない、読んでいて楽しくなる新しい植物図鑑でした。
    なにかに夢中になっているひと、熱狂しているひとのストーリーはすごくわくわくして、惹きつけられて、そしてちょっとだけ悔しい。
    自分の大切な誰

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    2013年10月02日
  • そらみみ植物園

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    一風変わった植物のイラストと清順さんのコメントで見開き1ページ。
    オーストラリアやアフリカなどの変な植物がお好きな方なら、
    図鑑というより、絵本のように気楽に楽しめる、ヘンカワな一冊。

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    2013年07月13日
  • そらみみ植物園

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    『はつみみ植物園』より断然面白い。あ、『そらみみ』のほうが一冊目なんですね、なるほど、さにあらん。
    東西に向かって左右対称に葉を広げない
    タビビトノキのおかげで旅人は間違いなく遭難する、とか
    白い極楽鳥花のオチとか、面白い。
    なかでも、ウチワサボテンとイグアナのながいながい静かな小さな格闘のページが好き。
    じつは、もしかすると、本文よりも、武蔵野美術大学四年生が描いたというイラストのほうが好き。あえて写真じゃないのが、いい。

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    2024年11月03日
  • はつみみ植物園

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    植物とともに暮らす。いろんな考え方があるけれど。ともに暮らしてきたのだ、ずっと昔から。著者の過去の作品も。

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    2023年12月07日
  • 教えてくれたのは、植物でした 人生を花やかにするヒント

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    ネタバレ

    子どもたちにお化けケイトウをなにも教えず移植させ、枯れかけさせた体験授業が面白かった。
    失敗してから学ぶ重症性を感じた。
    植物に対して真摯に向き合う姿が印象に残った。
    後半にて、「花を愛(め)でることができるということは、心が豊かで健全であるという、何よりの証明です」とあった。この意見確かにそうだなと思うが、・・・。
    そんなことを言ってる人は仕事にもまれ傷ついている人にとっては、ばからしいとなるだろう。羨ましいとも。
    そんな人は早くこちら側に来てほしいと感じた。

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    2023年04月13日
  • そらみみ植物園

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    プラントハンターによる植物紹介。
    知ってる植物もありますが、「なんだそれ」と思う植物が載ってます。
    尚、植物はイラストで紹介されています。

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    2016年04月27日
  • 教えてくれたのは、植物でした 人生を花やかにするヒント

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    ◯好きですよ。ちょっと格言風な言葉がきてから解説というかエッセイ的なお話がまざっていて。
    読みやすいしまた読み返したいなって本

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    2015年04月29日
  • そらみみ植物園

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    自ら動くことができない植物が、昆虫や動物の力を使って繁殖活動をするのが面白い。
    特に興味を惹かれたのが、その名も「ライオンゴロシ」
    かぎ爪のような形をしていて、ライオンの体毛に引っ掛り、
    最終的には上顎と下顎を縫い合わせるように食い込む。
    ライオンは獲物を食べることができずに飢え死にし、その死肉を肥料に繁殖するらしい。
    種の存続を企む植物の遺伝子、恐るべし。

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    2014年10月30日
  • そらみみ植物園

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    動物や昆虫に関する素人が気軽に読んで面白いはいっぱいあるんだけど、植物はなかなかないので、貴重な本だと思う。
    学者はどうしても分類とか植生とかを書いてしまうけど、変な植物とそれに関して自分が思ったことしか書いていない。
    非常にシンプルで、学問的な価値は殆どないが、面白いから、まあいいか。
    著者の絵も味があって悪くないが、やっぱり写真で見たかった、という気がする。

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    2014年10月12日
  • そらみみ植物園

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    ネタバレ

    プラントハンターという職業があるんだ〜、世界にはいろんな植物があるもんだねぇ〜とひたすら感心してしまいました。西畠さんの文章が面白くて。

    ボルネオ島の「アリノスダマ」(P14)の世にも恐ろしい無数のアリのエピソードにはゾワゾワ気持ち悪さを感じ、アフリカのサバンナの「ライオンゴロシ」(P28)は強靱な鉤爪を持っていて、口に突き刺さると、上あごと下あごが縫い合わさるように食い込んでいき、百獣の王ライオンをも餓死させてしまうという果実があることに恐れおののき・・・。

    「イラっとする植物」の章が特にお気に入りです。「ケセランパサラン(P30)」を”村山富市元首相の眉毛くらいの長さの白い毛に覆われた

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    2013年10月09日