感情タグBEST3
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西畠清順というプラントハンターがいる。
世界各地を珍しい植物を探して旅をしている。
マダガスカルのタビビトノキ。
ボトルツリーは代々木ビレッジのシンボルツリーになっている。
モロッコのアルガンツリーに登り、ヤギのように実を食べ枝の棘で痛い思いをしたり。
フウセンカズラはアメリカが原産国なのを知った。
日本のひまわるは全ての方向に向かって丸く花が咲く。
珍しい植物と、冒険に満ちた、楽しい図鑑。
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世界で二番目に尻に似ている多肉植物、
自殺するヤシ、
史上初の経済バブル崩壊を招いた球根、
自ら温室になった高山植物、
羊に一日100回も交尾させた媚薬草。。。
世界中にいるさまざまな植物を、
その裏側にあるいちいちおもしろい物語とともに
図録で紹介。
植物を愛するすべての人と、
植物に興味のないすべての人へ。
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テレビでこの人が世界中の植物を紹介してて、
それがめっさ面白くて興味を持ってこの本に辿り着いた。
厳密に言えば、最新の本が出てるねんけど、
口コミを見ると、1つ前のこの本の方が面白いと聞いたので、先にこっちを買ってみた。
世の中には、奇妙で不思議で美しい植物が山ほどあると思う。
でも、それをいつ知るか。
この人の植物の紹介がまた面白い。
ただの図鑑やったら、ふーん、で終わってたところを、
この本では、興味を沸かせるような、そんな書き方で、
知れてよかったと思う事ばかり。
小説だけでなく、こういう本もたまにはいいなと思った。
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植物はむやみに国内に持ち込むことはできない。植物防疫法の規定により植物検疫が実施されているからだ。おそらく本書で紹介した植物は、ほとんどが海外に生息する珍しい植物で、国内で見ることは難しい植物ではなかろうか。
そんな不思議な植物たちを、武蔵野美術大学の差絵と無敵なコメントで楽しませてくれる。植物に対する深い愛が感じられ心地よい。ゆるい感じのエッセイではあるが、東日本大震災後の活動や環境問題、プラントハンターとしての志も力強く書かれていて、奥が深い。
以前、書店の「最強の恋愛小説!」のコメントに吸い寄せられ、三浦しをんの「きみはポラリス」を購入したことがある。その短編小説に「森を歩く」という作品がある。主人公の彼氏がラストにプラントハンターと判明するのだが、そのプラントハンターという響きがあまりにも突拍子もなく、それでいてやさしく、印象的で、今でも記憶に残っている。
この本の帯「三浦しをん」のコメントを読み、ストンと腑に落ちた。あの彼氏は清順さんがモデルだったのだ。
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不思議と癒された。
ヘンな植物たち、ヘンな解説。
ヤワラカくて、優しい本だ。
今まで植物に興味なんて全然無かったけど、これからは少しだけ違う目線で見てみよう。
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植物にまったく興味のない僕のような人にこそぜひ読んでほしい。
プラントハンターの著者がこれまで世界を駆け巡る中で見つけた植物の不思議さ、偉大さ、面白さなどを色々な切り口に分けて紹介。見開き1ページにそらみみ、半ページに植物の挿絵があり、非常に見やすい。これを読んだ後は、ドや顔で植物について語れること間違いなし
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本当に植物が好きでたまらないんだなあと伝わる。
見ていて面白いし、これをきっかけに知って調べた植物が沢山ありました。
つまらない下ネタ多めなので減点
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プラントハンターの著者が、私たちの知らない植物について語ってくれる本。
植物の詳細情報が掲載されているわけではないが、著者の植物愛あふれるコメントが面白い。
おそるべき才能をもったタラヨウ(ハガキノキ)
秘境の植物リュウケツジュ
根も水も土もなく生きていられるマジで!?な植物トックリラン
名前が残念なアアソウカイ
などなど、植物の未知の世界をのぞき見ることができる。
私が衝撃を受けたのは、
果実の鉤爪が上顎と下顎を縫い合わせるように食い込み、ライオンを飢え死にさせてしまうライオンゴロシ
魔草だと思っていたが実在するマンドレイク
あるひ突然、全身全霊で花を咲かせ、種をつけ、死んでいく自殺ヤシ
手軽に読めてしまう、一見の価値ありな本。
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先日訪れた『代々木ヴィレッジ』で知った本。
聞いたこともないような珍しい植物たちを著者が丁寧に選んだ言葉で表現する。
植物が好きすぎる。
みんなも親しみを持ってくれたらいいな。
知ってほしいな。
植物って面白くて、そして変なんだよ。
そんな著者の思いがじんわり伝わる。
私もタラヨウで手紙を書いてみたいな(^^)
図鑑としてもなかなかオサレな一冊。
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植物園というとちょっと地味な場所を想像していないだろうか?
なんか木がいっぱいあってよくわかんないし、暑いし.....
ちがーう!!
某公共放送(色々言われているがちゃんと受信料を払っている。教育テレビは良質!海外ドラマも面白い)で放送中の「植物男子ベランダー」でも紹介されていたリュウケツジュ。
切ると真っ赤な樹液が!!!
カバも赤い汗を流す、と言われているが、ちょっとしたホラーでもあり、神秘的でもある。
こんなのが日本の街路樹だったら、警察や消防は大変だろう.......。
レインボーユーカリやアエアエ。
木肌といえば茶色、なんてピカソが聞いたら激怒しそうな先入観を見事に打ち破ってくれる。
フタゴヤシの種はマグリットなら喜んで描いてくれそうだ。
女性の下半身そのものだという。きゃ!
チョウマメももっと露骨。
こればっかり育てている人がいたらちょっと嫌だけれど。
スマトラオオコンニャクは男性版。
しかも、ものすっごーーーーーーく、くさい、らしい。
嗅いでみたいが、ラフレシアと一緒に嗅いだら、たぶん花(鼻)をもいでしまいたくなるだろう。
なんと世の中には珍奇なものがあるもんだ。
世界中には形が卑猥だったり、やたらめったら臭かったり、デカかったり小さかったり、ユニークな植物がたくさんある。
役に立つものもあれば立たないものもあるが、それだけで物事は判断できない。
多様性とは面白いこと。
植物たちは何も言わないけれど、それをすでに体現している。
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世界のユニークな植物を、味わいのあるイラストと文章で紹介した本。
つい実物の写真を見たくなってググってしまうので読むのにちょっと手間がかかる?
おばちゃんには字の小ささがちょっと辛かったです・・・(T_T)
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ユーモアあふれる文章で、楽しく読めます。植物は写真でなくイラスト、説明もこの植物はこんなものだときっちり書いているわけではないです。興味を掻き立てられ、ネットで調べながら読みました。
代々木ヴィレッジの庭も見てみたくなった。
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偶然見ていたテレビで堂本剛くんと対談していて気になっていた人ですが、本屋さんでたまたま見つけたこの本に同じ匂いを感じたのでもしやと思ったら、剛くんと対談していた彼が書いた本でした。
文章は少々つたないところもあるけれど、植物の面白さを伝えたい!とにかくおれは植物が好き!という気持ちがストレートに伝わってくる。こんな植物があるなんて、世界って広いな!と思わせてくれるエッセイでもあり、珍しい植物の図鑑のようでもあります。
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世界で二番目に尻に似ている多肉植物!?
実在した魔法界の植物!?
経済バブルを引き起こした球根!?
プラントハンター西畠清順が世界の様々な植物を紹介する。
植物が写真ではなくイラストで描かれていが、西畠清順の文と合っている。
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プラントハンター西畠清順氏のユニークな視点による植物図鑑。
分類からしてユニークでわくわくするし、イラストがまた、いい。
植物園に行きたくなる!
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プランツハンター、西畠清順さんの最新作。
西畠さんの書いた本は初めて読みましたが、本当に心から植物を愛しているのが伝わってくる素敵な一冊でした。
世界中にある、思わずひとに話したくなるような性格や見た目の、本当にひとりひとりが人間のように思えてくるほど個性的な植物と、その植物に対する西畠さんの軽快なコメントがバランスよく、とても読みやすかった。
何かを学んだりする難しい植物辞典ではなく、空想のフィクションでもない、読んでいて楽しくなる新しい植物図鑑でした。
なにかに夢中になっているひと、熱狂しているひとのストーリーはすごくわくわくして、惹きつけられて、そしてちょっとだけ悔しい。
自分の大切な誰かに、これ読んでみてよ!って貸してみたくなっちゃいました。
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一風変わった植物のイラストと清順さんのコメントで見開き1ページ。
オーストラリアやアフリカなどの変な植物がお好きな方なら、
図鑑というより、絵本のように気楽に楽しめる、ヘンカワな一冊。
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自ら動くことができない植物が、昆虫や動物の力を使って繁殖活動をするのが面白い。
特に興味を惹かれたのが、その名も「ライオンゴロシ」
かぎ爪のような形をしていて、ライオンの体毛に引っ掛り、
最終的には上顎と下顎を縫い合わせるように食い込む。
ライオンは獲物を食べることができずに飢え死にし、その死肉を肥料に繁殖するらしい。
種の存続を企む植物の遺伝子、恐るべし。
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動物や昆虫に関する素人が気軽に読んで面白いはいっぱいあるんだけど、植物はなかなかないので、貴重な本だと思う。
学者はどうしても分類とか植生とかを書いてしまうけど、変な植物とそれに関して自分が思ったことしか書いていない。
非常にシンプルで、学問的な価値は殆どないが、面白いから、まあいいか。
著者の絵も味があって悪くないが、やっぱり写真で見たかった、という気がする。
Posted by ブクログ
プラントハンターという職業があるんだ〜、世界にはいろんな植物があるもんだねぇ〜とひたすら感心してしまいました。西畠さんの文章が面白くて。
ボルネオ島の「アリノスダマ」(P14)の世にも恐ろしい無数のアリのエピソードにはゾワゾワ気持ち悪さを感じ、アフリカのサバンナの「ライオンゴロシ」(P28)は強靱な鉤爪を持っていて、口に突き刺さると、上あごと下あごが縫い合わさるように食い込んでいき、百獣の王ライオンをも餓死させてしまうという果実があることに恐れおののき・・・。
「イラっとする植物」の章が特にお気に入りです。「ケセランパサラン(P30)」を”村山富市元首相の眉毛くらいの長さの白い毛に覆われた、謎の物体”と定義したり、P104の「これほどまでに美しい姿をしてるのに。」と紹介している「ヒドノラ」に関しては、褒めてるのにビックリするほどの素っ気ない淡泊な文章が妙にツボりました。