クラークのレビュー一覧

  • 幼年期の終わり
    個から全への進化の話。

    最後の章の「絶望と希望」「破壊と創造」感が素晴らしい。

    訳が良く、とても読みやすかった。


    「ジャンは昔から優れたピアニストだった。そしていま 、彼は世界最高のピアニストだった。」
  • 幼年期の終わり
    はじめてのSF作品。
    新しい発想の幅が広がる感じがした。

    普段考えない領域の物語で、その思考したことないわーということがどんどん出てくる。
    なるほど、となったり、なんでそうなった?となったり…。
    普段の生活に落とし込んだら役立つ発想がたくさん転がってた。
    そこからいろんな発想も生まれた。

    SFっ...続きを読む
  • 幼年期の終わり
    人類のまえに突如現れた圧倒的な高度文明を持つ“オーヴァーロード”。彼らの出現によって人類は争い・犯罪・貧困・宗教のしがらみ等から解き放たれる。彼らは一体何者なのか。なぜ地球にやってきたのか。人類はどのような未来を辿るのか。

    海外SFの金字塔として名高い本作。「『幼年期の終わり』のように……」と様々...続きを読む
  • 幼年期の終わり
    面白い。古さを感じさせない。
    展開は全く想像できなかった。
    三分構成で、それぞれ思ったのとは全く違う展開だった。
    他の人にも是非薦めたい
  • 幼年期の終わり
    SFの傑作、アメリカで1952年に刊行されたものとは思われない。
    一種、観念的ではある。

    多数の巨大な円盤状の宇宙船が、世界各国の大都市上空に出現、異星人達は、人類を進化させ、地球上から争いは、なくなり、進化を始めていく。
    果たして、人類は、どう進化していくのか。
  • 幼年期の終わり
    何世代にも渡るストーリーはとても壮大で惹き込まれた。余りにも説明してくれていることが、想像の余地を奪われてしまった感があり、私としては逆に不親切さを感じでしまった。
  • 幼年期の終わり
    みんなが平穏な日常を享受する、幸せ飽和状態な世の中では、新たな芸術は発展しないという視点が面白かった。よりよい(とされる)文明、圧倒的に高度な知性に対峙すると民族的文化的な多様性は失われ、人間の個性さえ均されていく。テクノロジーの進歩と共にますますグローバル化が進む現代社会においても、とんだ皮肉だな...続きを読む
  • 幼年期の終わり
    人類が迎えた結末は光栄なもの、みたいに書かれているけど、私はバッドエンドだと思いました。そもそも、子供達はもはや人類じゃないものに変貌してしまったし。進化の袋小路に閉ざされたオーヴァーロードの気持ち、人類最後の世代の気持ち、どちらを汲み取っても寂しい。ジェフリーが夢の中で宇宙の様々な部分を垣間見る描...続きを読む
  • 幼年期の終わり

    進化の誤解釈では?

    人類が世代を重ねれば自ずと人類はより高度な形質に進化するという考えがこの小説の根幹にあります。
    この考えに同意する読者にはなるほどこの小説は名作です。
    一方で進化とは単に「多様な形質の淘汰の結果」であると考える私のような読者にはオーバーロードの種明かしの演説内容にはかなり不満があるのではw正直ズ...続きを読む
  • 幼年期の終わり
    アポロ計画後の手直し版だが
     A.A.諸国台頭前で「最後に独立したイスラエル」文明は少数の自然主義を除いて英語で統一

    エイリアンの突然の出現で卓越した科学Powersを見せつけられ、地球人類は軍備を禁じられただけではなくScience探求心を失ってしまった。してみるとホモサピエンスの老年というべき...続きを読む
  • 幼年期の終わり
    登場人物
    ストルムグレン
    地球総督 カレラン

    ストーリー
    巨大な船が、国際都市の上空に停止する。
    ニューヨーク、ロンドン、パリ、モスクワ、ローマ、ケープタウン、東京、キャンベラ。

    最初の方と最後の方が面白かった。
    名作と言われる本作であるが、そこまで乗れなかった。
    ストーリー上に、帝国主義的なヒ...続きを読む