紙吹みつ葉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ドラマや映画にもなった『おいしい給食』(私は未視聴です)小説が先なのか映像が先なのかは知らないのだが、愉快でコミカルな作品だった。寡黙で表情があまり動かない数学教師、甘利田は給食を食べるために学校に来ていると言っても過言ではない。(ていうか本人がそう語っている)理由は母親の料理があまりにも美味しくなさすぎるから。なんとも悲しくなる。そんな彼が担任を受け持つ中学校一年一組にある強敵が現れる。神野ゴウ。ことあるごとに給食を"変化球"で味わう曲者。甘利田は神野の奇行に最初は腹立たしく、敵対心剥き出しだった。しかし、あまりにも美味しそうに味わう神野を見てその気持ちはどんどん薄れ、給食を愛する者同士の絆を培っていく。担任教師をはじめとしてなかなかに癖のある一年一組。産休の代わりとして一時的に副担任となった御園先生は振り回される。子供の増加と共に給食を提供するのが難しくなり、市全体で給食が廃止される、と決まったところでこの本は幕を閉じる。続きが気になるので早く読みたい。読んでる途中何度もお腹が空き、そして大体電車内で読むのでかなり苦痛を味わった。中学を卒業して4年ほど経ってしまった。給食、食べたいなぁ。うまそげ!
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Posted by ブクログ
学校 ★★☆ 大人 ★★☆
不愛想で生徒にも教師にも厳しい中学数学教師・甘利田。彼は給食のために学校に来ているといっても過言ではないと密かに自認している。
そんななか甘利田のクラスの副担任として産休補助の国語教師・御園がやってくる。
甘利田の指導は厳しいが、余計なことを言わず、自身の情熱が向いているのは給食。
甘利田の考え方や、やり方が理解できず振り回される御園。
そんなマイペースな甘利田にも、密かに戦っているものがあった。
それは自分のクラスの生徒で、給食大好きな神野。
給食を愛する甘利田は、供される給食を、そのまま受け入れ美味しく食べる。
しかし神野は、ルール違反もなんのその。自分が美味しいと思うアレンジをして給食を美味しく食べるのだ。
そんな甘利田より一歩先をいく「うまそげ」な食べ方をする神野に一方的なライバル心を抱く甘利田。
甘利田と神野の、いかに美味しく給食を食べるかの(勝手な?)戦い、教師として振り回されつつ成長していく御園。給食のことしか考えてなさそうでいて、そうでもな甘利田と変わり者だらけのクラスの給食を中心とした物語…?
一話一話は短く、読みやすい。個性的な登場人物が話を盛り上げるので面白く読める。
給食と聞くと楽しいだけの思い出ではない人も多いと思うが、ここまで給食を美味しく食べる二人を見ていると今更ながら給食が食べたくなる。
『孤独のグルメ』なみに食レポをする甘利田の心の中の呟きも面白い。 -
Posted by ブクログ
市原隼人さん主演で2019年秋にテレビドラマが放映され、2020年春に映画が公開、来月からドラマのセカンドシーズンが始まるらしいです。この本は原作本という話ですが、出版されたのが2020年1月…ということは、ノベライズ的な感じでしょうか。
「私は給食が好きだ。給食のために学校に来ていると言っても過言ではない」
だがそんなことは決して周りに知られてはならない…と、心の奥底でのみ給食を愛する数学教師・甘利田と、斬新な方法で給食を楽しむ生徒・神野…1980年代の公立中学校を舞台に描かれる学園コメディです。
甘利田先生は表面上はめっちゃ厳しいのに頭の中は給食のことばかり…でも実は生徒たちのことをちゃんと見ていて、信念の通った良い先生でした。
私の中学時代は残念ながら給食ではなくお弁当でしたが、年代的には結構かぶってるのでとても楽しく読めました〜。先割れスプーンやアルマイトの食器、瓶牛乳やミルメイクなどなど…懐かしかったです。でも鯨の竜田揚げは食べたことないんですよね〜3歳年上の旦那は給食に出たと言ってますが…。
最近の学校給食は班にならず前を向いて黙食とのこと…本当に一日も早く楽しく給食を食べられる日が来て欲しいですね。