糸木公廣のレビュー一覧
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何のきっかけで知ったかは忘れてしまったけど、気になっていた本。ソニーで20年にわたって海外駐在をしていた糸木さんが著者。20年間の中で駐在した国は、インド、トルコ、ルーマニア、ハンガリー、オランダ、ドイツ、イギリス、ベトナム、韓国となんと9ヶ国!しかも販社の社長までされているので経営者でもある。そんな人が言うことなのだからと思い、買ってみた。
一言で言うと、めちゃくちゃ面白い。
現地の文化で自分がどっぷりハマれるものを見つけ、それを極めることでビジネスの場面でも活かしていく姿が、具体的なエピソードの中で紹介されているのでイメージしやすい。
インドではボリウッド映画、ルーマニアではチョルバ・デ -
Posted by ブクログ
著者は、現地法人マネジメントとして、二十年間で、インド、トルコ、ルーマニア、ハンガリー、オランダ、ドイツ、イギリス、ベトナム、韓国を渡り歩いた元ソニー・マン。
そういえば昨日、インドでソニーの液晶ディスプレイが韓国企業勢に負けず好調のニュースもありましたな…。液晶ディスプレー事業における技術的差異のつきにくさ、価格競争の苛烈さについても、ソニー韓国では社長を勤められた著者によって、本書で明らかにされているところです。
基本、現地法人では販売代理店マネジメントも主要業務となるため、如何に早く実質的に信頼関係を構築するかが重要になるのだが、だからこそ、素朴に真摯に積極的に現場に向かう必要がある -
Posted by ブクログ
ソニーで20年間に9か国の海外赴任を経験した著者による海外赴任の心得。私も海外赴任中なので、大変に参考になるところが多く、また励まされました。
現地の文化を尊重すること、日本との違いがあることを認めること、そして現地の人々と交流すること。ローカルとオープン。言葉でいうのは簡単ですが、実はとても難しいことだと思います。本書では、現地の映画、音楽、料理に徹底的に浸ることで現地の人々との交流を図ったり、現地採用のスタッフと食事などを通した密なコミュニケーションを取る事例が紹介されています。これらは簡単そうに見えて、実は難しい。自分の殻に閉じこもって、上から目線で「だからこの国はダメなんだ」と言って -
Posted by ブクログ
✔︎要点
9ヵ国の赴任経験を得て自身が体得した、”海外で仕事をするために心がける15条”をエピソードを含めて紹介。現地の文化知り、外国人の立場を生かす、逃げずに一緒に闘うといった姿勢や、コミュニケーションのあり方について説明されている。
✔︎感想・意見
✔︎調べたいこと
✔︎本を読むことになったきっかけ
海外赴任者向けの人材育成のため
✔︎本の中で気になった言葉
多角的なコミュニケーション
不安なのは駐在する人だけではなく現地も不安
多種多様なものを包括し異文化を受け入れた上で適合させるように調整していくプロセスが真のグローバルであること
✔︎次に読みたい本 -
Posted by ブクログ
豊富な海外勤務の経験から得た気づきや考えを丁寧に分かりやすく書いてある。少し距離を置いて冷静に考えると、至極まっとうな当たり前のことを書いているだけにも読める。現地の人を知ること、現地の生活と文化に馴染むこと、現場の悩みを真摯に受け止めること、海外勤務者向けの講義で箇条書きされそうな内容ではある。ただ、この本の良いと思った所は、その主張に全て著者が問題に直面し悩み、解をひねり出して得た成果と経験が裏付けられている点だ。リアリティと信ぴょう性を強く感じる。また、著者の人間性にも共感する点が多かった。海外に出ても仕事や生活は人との結びつき。真摯で誠実な姿勢を持ちながら、現地の人を良く知ることが成功