佐藤光浩のレビュー一覧

有名な成功者も辿ってみると一人の遅咲きの人物であったことが綴られている。ミキサーの営業マンだったレイ・クロックは５２歳でマクドナルドのフランチャイズ展開を始めた、クリスチャン・ディオールは元々画廊経営者だった、画家だったサミュエル・モールスは４６歳で電報の開発を始めた、江崎利一は３９歳でグリコキャラ...続きを読むメルで創業した、獣医だったダンロップは息子の三輪車に空気を入れたゴムを取り付けることを契機に５２歳のときタイヤで創業した、保険営業マンだったウォーターマンが４７歳で万年筆店を開業、他にもカルピスを創業した三島海運やエスティー・ローダー、カーネル・サンダースなど多くの遅咲きで大器晩成の成功者の人生に触れることができる。

寝る前に読む本なんて、面白そうだなーと思って、昨日買いました。

昨夜から読み始めましたが、何話まで読めばいいのかが分からず…短いので6話読んで就寝。

何となくですが、よく眠れた気がします♪


※追記

よく眠れたのは、気のせいだったかも？

「ちょっといい話」集
各話１分前後で読めるくらいの分量なので気軽に読める

史実や動物の習性、出来事が主な他、創作エピソードもいくつか

大部分が実際の出来事をモチーフにしているのと、創作もそれと同列に何の注釈もなく並んでいるのでアンフェアだと思う
まぁ、「ちょっといい話集」としてフィクションだろう...続きを読むがノンフィクションだろうが関係ないって事なんだろうか？

世界中の粋な話が載ってる。時代も国もバラバラ。でも世界はこんなにも温かい。自分の先祖たちがあって今の自分があるのは、皆が支え合って生きてきたからということを忘れてはいけない。関東大震災で被災した日本を世界が支えてくれたように。
老中の粋な計らい　戸田忠昌　制札倒壊の話
魚をくすねた料理人　酒井忠世　...続きを読む魚をくすねた料理人
夫婦の思いやり　棟方志功　夫婦の思いやり
の話が個人的に好きだった。気になるので調べたい。

　タイトルに惹かれ、相当期待したが、一つひとつの話に盛り上がりが欠けていた気がする。

　「人生に遅すぎるはない」

・安藤百福
　この問題に関して、百福には心当たりがあった。戦後すぐのこと、彼は食品事業をはじめる第１歩として、魚の干物作りを行っていた。その経験から、乾燥させることで保存加工ができる...続きを読むことはわかっていたのである。

　「事業と財産を失い、裸で出発したからこそ、私の力がフルに発揮できたのだろう。人生に遅すぎるということはないのだ」

・御手洗毅
　（アメリカのカメラメーカーに売り込んだときの話）
　「このカメラはライカより数倍優れているだろう。これがドイツ製ならホットケーキのように売れるはずだ。しかし、残念ながらアメリカの占領下にある日本のブランドでは売れっこないよ。当社ブランドとしてなら引き受けるけど、どうだい？」
　もちろん、御手洗はこの話を断った。
　「自分の子は自分で育てる。キヤノンブランドでなくて、何のための世界進出か」

世界中から、実話や物語も含めたちょっと良い話を集め一冊の本にしました。

優しい気持ちになって眠りについて下さい、と言うことなんでしょうね。
単純に良い話は、読んで気持ちがいいです。