あさぎりのレビュー一覧

  • 絶深海のソラリス

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    ネタバレ

    す、救いは……救いはないのですか……
    序盤のいかにもラノベらしい明るい文体の学園ラブコメ展開からの、事件が起こってからのこの絶望……
    出版から10年も経った今となっては「明るい始まりからの鬱展開」自体は珍しいものでもないけど、ここまで前半も後半も気合い入れて書かれてると……多少ネタバレ知っててもメンタルにくるなぁ
    丁寧に丁寧に絶望を重ねてくる手腕がすごすぎる

    2巻は希望が持てる終わり方って噂、信じていいのかな……
    信じて読むぞ……

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    2024年06月21日
  • 絶深海のソラリス

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    題名の通り『惑星ソラリス』のような異世界的な舞台を
    ライトノベルなキャラクタに結び付けて冒険させる話
    ガガガ文庫の『俺が生きる意味』(だっけ?)と同類だが
    とても書き慣れた筆運びで実力の差をまざまざと見せつける
    枠組みが単純であるだけに上手さが出ているが
    平坦な場のような他ではどんな感じになるのだろうか

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    2018年10月25日
  • 絶深海のソラリス II

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    ネタバレ

    おそ松廃になってるけどなんとか集中して読んだ(笑)
    もう末期というか
    本がまっったく読めてない現状がやばい
    やばいんだけどまあいいと思ってる自分がいる

    ずっと読みたかった2巻
    もーこれどうすんのー!!?と思ってた続編だけど
    すごいよかった
    1巻は前フリかと思うほど

    1巻あっての2巻なんだけど!
    1巻がものすごくよかったからいきる2巻なんだけど!

    もーちょーーよかった
    好きすぎた
    病んでるミナトくんすき
    アイシュがかわいい

    もう続かないの?
    もっと読みたいんですけどヤダー><

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    2016年04月07日
  • 絶深海のソラリス

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    ネタバレ

    ちょ・・ちょ~~おもしろい><
    ほんとに面白いやつって、読んでて息ができなくてなんか息継ぎしたり途中でちょっとやめたりするときがあるんだけど
    これもおもしろかったよ~~~~><

    セクハラやちょっと主人公いいひとの皮をかぶったけっこうえぐいというか妹もえですか
    みたいなところはあったけど
    そういう女の子絡みの云々かんぬんも実は別にきらいじゃない(ちょっと食傷気味というかあきてるだけかな)ので
    かわいい女の子のかわいい描写はむしろ好感いいぞもっとやれ的な

    あさぎりさんも好きなイラストレーターさんなので(表紙では気づかなかったけど)
    口絵もおいしい
    挿絵も最高

    でもまさかの鬱展開で
    ああ。。こ

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    2016年02月29日
  • 絶深海のソラリス

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    悔しいけれども面白い。面白いという表現は適切ではないが、面白い。
    ラノベならではのキモさはある。緊張感のある場面でもキモい会話を差し込んでくる。
    しかし、ここまでの絶望を描けるものだろうか。絶望の上に絶望を塗り重ねてくる。まさかそこまではやらないだろうと思っていたけど。。。

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    2018年11月04日
  • 絶深海のソラリス

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     「水使い」と呼ばれる異能をもった訓練生5名と教官2名が深海で起きた残酷な事件に巻き込まれる話。

     全体としては、洋画のパニックホラー映画(プレデターとか、ディープブルーとか)をライトノベルでやりました、という感じ。とにかく読後感が最悪。物語の方針が徹底していて、ここまでやると賛否両論出るんじゃないかと思うが、逆にそれがこの本の狙いなのかなとも感じた。
     解りやすい表現やちょっとした伏線など、文章自体のレベルは高いし、なにより各キャラの魅力の引き出し方が非常にうまくて惹かれるものがあった。それだけによけい結末のショックが大きい。怖いもの見たさという意味では他人にぜひオススメしたい。

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    2014年12月27日
  • 絶深海のソラリス

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    まず「絶望率100%」というオビの言葉に納得。
    洋画によくあるようなパニックホラーもののライトノベル。これをあのMF文庫が出しちゃうんだもんなぁ。
    平和な学園ラブコメから一転、中〜終盤のあまりの救いの無さにページをめくる手が止まらなかったりとこの“落差”がすさまじい。

    後味の悪さもあって好みが分かれるところですが、完成度の高い作品なので興味を持ったらぜひ1度。

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    2014年08月28日
  • 絶深海のソラリス

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    ネタバレ

    「美少女萌えライトノベル×深海パニックホラー」
    混ぜるな危険。ダメ、絶対。
    久しぶりに面白い小説とめぐり合った。
    ここまで楽しめたのは数年ぶりかもしれない。
    ただ、やっぱりどうしても後味は悪いね。
    登場人物がすげー可愛い美少女になってるだけで、内容的にはオーソドックスな洋画のパニックホラーとほぼ一緒。
    イヤー、面白いんだけどね。やっぱ遺憾だよね。(´∀`;)
    まさに、ノベルゲームでいうところのバッドエンド一直線。
    ゲームと違ってハッピーエンドがないってのが切ない。

    洋画のパニックホラーは大好物なので非常に楽しめたんだが、やっぱり萌え美少女でやられるとキビシイネ。(^^)
    でも面白かった。

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    2014年04月05日
  • 絶深海のソラリス II

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    もう続きは読めないのか。 #日本SF読者クラブ 第2巻なのだが、これで打ち切りらしい。前の巻では、怪物アンダーとの死闘がメインだった。今回はアンダーの背後にある組織との戦いに主眼が遷ってきている。物語の展開も主人公の性格もハードに。少しづつ謎が明らかになってきただけに残念。まあ作者はもっと残念だろうが。

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    2020年10月20日
  • 絶深海のソラリス

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    ラブコメ系のラノベかと思った。 #日本SF読者クラブ 。
    読んだら、いい意味で予想を裏切る「拾い物」。ラノベのレーベルから出ているし、イラストからもそんな印象を受けたので、しばらくは積読状態だった。

    「大海害」と呼ばれる事象で陸地の多くが水没した未来。「ソラリス」とは一部の人間を水中でも活動可能にし、「テリトリー」と呼ばれる特殊能力を与える謎の鉱物。そんな能力を得た彼らは水使いと呼ばれた。舞台は、その水使いを教育するアカデミーで、教官と訓練生が登場する(お約束ですね)。

    最初は、ほんとにラブコメ系の展開。しかし、後半からは一転して、ハードなモンスターパニック物に。もしもアーネスト・ボーグナ

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    2020年10月09日
  • 絶深海のソラリス II

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    ネタバレ

    主人公たちが海底施設に潜入した時点で、中の様子を外から映像で監視するイギリス軍の視点が加わる。
    主人公たちがアンダーと戦っている一部始終の描写が実はすべてイギリス軍の視点で、動画が主人公によって改竄されていたというのがトリック。
    それなりに楽しめるが、叙述トリックと分かると若干興醒めする。

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    2018年10月19日
  • 絶深海のソラリス II

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    ネタバレ

     第二作。何の変哲もない日常パートから開始した前作とは一転、1巻の惨劇を経た登場人物とその心の傷が痛々しい。

     それだけに、感情移入というか、今回は助かるといいなぁという気持ちは前作よりも格段に強く働く。同時に、いつ死が訪れるのかとハラハラしながら読んでいく羽目になる。

     そうしたこちらの期待と不安を弄ぶかのように、物語は進む。「彼女たちが共通して抱く「仲間を守りたい」という根本的な価値基準」(p.268)のあたりで、あれ?これじゃ1巻と一緒じゃ…?という違和感はあったが、結局は騙されてしまった。

     深海に叩き落されたり海面に急浮上したりと高低差が激しく物語にしがみつくのに精一杯になりが

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    2016年04月03日
  • 絶深海のソラリス

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    ネタバレ

     結論から言えば大当たりだった。非常に面白い。

     ジャンルは裏表紙曰くパニックノベル。前半は正直なところ退屈だった。というかイライラしながら読んでいた。一人称と三人称の混じった読みにくい文章に、現実とあまりにもかけ離れた紋切型のキャラクタ、灰汁の強いセリフ回しなどなど。ラノベらしい要素(ここでは否定的な意味で)があふれかえっている。ここでは、それを「お約束」と呼んでみる。

     それだけに、その「お約束」が次々と裏切られてゆき、最後まで読み終えたところで自分が完全に欺かれていたことにようやく気が付く。パニックが起こることは知っていた。それでも、友情パワーで苦境も乗り越えるだろうとか、超展開が巻

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    2016年03月28日
  • 絶深海のソラリス II

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    ネタバレ

    前作からの完全な続編。
    前作での絶望的な終わり方からの続きの世界を描く。

    前作全てが複線のようになっており、
    色々心に響く作品。

    前作を読んだ人ならこっちも読んで間違いなしかと

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    2015年10月14日
  • 絶深海のソラリス II

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    ミナトかっけー!はい、大変かっこよいです。目がすわってるのがとてもいいですね。
    『魔法少女MAIちゃん』のネーミングは笑ったけども割りと真剣に読みたい。
    カラーページ見ながら、今回は誰が生き残るかなクイズを自分でやってから読んだけど、いやあ今回も絶望的だった…。そしてクイズも当たらなかった…。
    途中、「お、こうするかな?」と予想できたけど、あんまり疑わなかったためうまいこと楽しめた。前巻のパニックっぷりをとても楽しめたということもあったからかもしれない。人は自分の見たいものを見ると言いますし。
    うん、次巻もとても楽しみだ。

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    2015年10月18日
  • 絶深海のソラリス

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    ショックすぎて逆に楽しくなってくるレベル。
    いやーこれは…すごいな。正にパニックものだな。
    あーいやごほん。えーと本編は…。

    《水使い》の訓練施設であるアカデミーを卒業して一年後、教官として帰ってきた主人公ミナトは、セクハラ野郎扱いを受けつつも図太く、落ちこぼれの癒し系幼馴染ナツカと戯れたりツンデレ天才少女クロエを調教したりしつつ、二人を組ませてそれぞれの成長を促そうと真面目に教官をやっていた。
    うーん、まさかのうっかり発言で涙目になっちゃうクロエあざといまでにかわいい。しかしやっぱり私はナツカ派ですね!幼馴染属性大好きですから!深海撮影の遠征演習参加を目指してがんばる二人もとても良い。

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    2015年10月18日
  • 絶深海のソラリス II

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    戦慄のパニックノベル再びー
    前巻が上手く終わっただけに続くかどうか微妙だったけど、続編を描いてくれた作者とMF文庫編集部に感謝感謝。
    絶望だけじゃない、わずかな希望もあるラストに興奮気味。
    あとミナトの妹にもアンダー討伐に参戦してほしいなと。そしてアイシュ先輩との修羅場が見たい。

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    2015年05月01日
  • 絶深海のソラリス

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    痛い!心が痛い!!
    読んでる途中、何回か精神的にきつくて読む手を止めてしまったぐらいきつかったです。展開としては、予想しやすいものが多かったけど恐怖感が鮮明に伝わって非常に面白かったです。またそれぞれキャラがたってたのもとてもよかった。続きが出るなら買ってしまうかも。

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    2015年02月26日
  • 絶深海のソラリス

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    水使い:それは22世紀の人類が生み出した深海踏破の異能。
    訓練生を指導するために学園に戻ってきた主人公は、成長する後輩たちの姿に楽しみを感じ始めていたが、深海に沈む都市から鳴り響いたSOSにより、日常は終わりを告げる。

    前半と後半の落差にやられる1冊ですね。
    前半はホントに日常シーンでこれだけならまったく評価しなかったが、後半は怒涛の展開で結末を早く知りたくなってきてしまう。
    最後までまったくゴールが読めなく、エンディングも後味が悪いというかなんというか。
    こういう結末で終わらせるのも必要だよね。
    残念なのは絵かな。
    もっと効果的に挿入されてるとより入り込める作品になったと思う。

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    2015年02月05日
  • 絶深海のソラリス

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    面白かった。謎の鉱物「ソラリス」により、生身で海へ潜り、水を操る能力を得た少女たちがヒロインの深海パニックホラー。個性的なヒロインたちの会話や描写がとてもいい。ラノベらしくさらりと読めるけど、少女らを統率する新米教官の主人公が論理的&ほんわり系で、テンション高すぎず、ふわふわしすぎず、ギャグの間なんかも絶妙でスバラシイ。なので、個人的には後半の戦闘シーンに入って、その自然さが損なわれてしまったのは残念。あとうっかり事前に結末を知ってしまい、物語自体への衝撃が薄かったのが悔しい!前情報ナシでの読書推奨。

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    2014年09月05日