川上慎のレビュー一覧
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作者、まだ若干二十歳すぎの頃の初の単行本です!
「チロリの物語」であると同時に、いじめられっ子の稔(みのり)の物語でもあるかと思います。
「棄てられた」「誰からも必要とされていない」「居場所がない」という感覚は自分も、そしてきっとみなさんも分かるかもしれません。
そんな頑なになった心を...続きを読むPosted by ブクログ -
チロリの目はやさしくて哀しい。でもそれだけじゃなかった。
「どんなに今が平和でもかつてのつらい事実は目に見えてのこっている。
それでも、前に進むことをあきらめなかったからこそ
この子は今ここにいるんだよ。」
チロリのアイコンタクトの不思議な感覚は訓練や努力だけじゃなくて、初めから運命だったのかもし...続きを読むPosted by ブクログ