竹原慎二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今年読んだ本で一番感銘を受けた本。
残念ながら他界してしまった小林麻央さんの訃報が頭に残っている時に書店で見つけた竹原さんのガン闘病記。
いつもは闘病記的な本は気持ちが暗くなるので読まないのだが、今回そういうこともあり手にとりレジへ持って行っていた。
当時ネットでは竹原慎二がガンで危険な状態らしい。という記事を見たことはあるがあまり細かくは調べてなかった。
読んでみると包み隠さない竹原さんの心境や病気の経過、それに章ごとに奥さんの目線でも書かれていて、病気の当事者と家族の別角度からも書かれていたのが良かったし感動して目頭が熱くなった。
自分も病気前の竹原さんと同じく病気に無頓着だし病院も苦 -
Posted by ブクログ
ネタバレ癌宣告されて一年後に読んでます。
①竹原さんの癌
膀胱癌 浸潤度はT2a→T3のステージ3〜4
リンパ節
②癌宣告は2014年2月。3月〜8月に手術(新膀胱作成をダヴィンチでの手術)と抗ガン治療。それと並行して民間療法をされている(琵琶の葉、温浴療法)。竹原さんはもともと平熱が低かったらしい。
③癌闘病は人間が出るし、自分の力を使う総力戦となる。竹原さんは世界チャンプボクサーらしく徹底的に情報を集め、戦い方を考える。
本書は題名にもあるようにホームドクターである先生が癌を見逃した事にある。その先生の紹介の先生も人間的信用出来ず畑山さんが探してくれた東大病院に治療する事になった。
竹原さ -
Posted by ブクログ
病気、とりわけガンに関しては、若いうちなら関係ないだろうと思っていましたが、著者のように若くても罹る方がいるのも事実。昨今の医学では、以前より飛躍的に治療法が進歩しているかと思いますが、ただ、医者に掛かるにも患者自身が受け身でなく、自らも情報を求める大切さを感じます。病名が分かっていても、その後の治療法で人生が左右されると言っても大事ではありません。この書は、同じ状況に置かれている方、また自分には関係ないと思っている方にも、読んで損はない内容かと思います。体験者の言葉は重みがありますし、自己防衛の一つとしてヒントが得られるのではないだろうか?という感想です。
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Posted by ブクログ
最初はステージⅡの雰囲気だったのが、あれよあれよという間に、結局ステージⅣだったという診断がつくまでの流れなど、かなりリアルに書かれている。
妻が日記をつけていたそうで、それを見ながら書いているから、かなり臨場感がある。
生存率25%から生き残った著者。かなり初期の段階から免疫療法をやっている。
けれど、それが良かったのかは当然わからない(本書でもそういう立場で書かれている)。
ただ、やらなくても生き延びたかもしれないし、やっても駄目かもしれない。
それが前提で、様々な情報を得る努力をしてその上で自分が後悔しない選択を、という考えは共感する。