徳田賢二のレビュー一覧
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「満足感」と「ついで」がテーマの本。
満足感、値ごろ感はどういう公式で成り立つのかがシンプルに解説されていて、わかりやすかった。
日常生活する上で「わざわざ」をなくし「ついで」を作ることの重要性に気づかせてくれた。 -
人はどういう時に”得した”と感じるかということを数式で解き明かした経済心理学の入門書。消費者側からすると、ごく当たり前のことを、こうして数式化されるとなかなか面白いものがある。
駅においてあるフリーペーパー、デパ地下のお惣菜、左売り場、右エスカレーターなど、これまでの何気なく買い物をした風景が”なる...続きを読むPosted by ブクログ -
値ごろ感という視点から、経済学・心理学に一石を投じた意欲作。
経済学にも心理学に対しても、見方が変わることだろう。
値ごろ感の場合分けが多岐にわたることから見ても、人間は状況論的問題解決を行っているのだろうという感想を持った。
様々な現象の説明を値ごろ感から解こうという視点と、その説明に脱帽した。Posted by ブクログ -
経済学の入門書で挫折した人にいいと思う。価格を軸にしているので身近だし、マーケティングなどを知った上で、ちょっと学びたい層にはマッチしていると感じた。Posted by ブクログ
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▼ 100文字感想 ▼
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値ごろだと思う感覚をバシッと公式で説明されると、なる
ほどと思ってしまう。なるほど、「...続きを読むPosted by ブクログ -
より実践的なマーケティングの本。マーケティング理論よりも実際的な心理学の本に近いともいえる。
価格に対する消費者の姿勢が簡便にわかるので製品企画の人が読むのに適しています。Posted by ブクログ -
とても分かりやすい。
「物の値段」には何が含まれていて、どうやって決まるのか、そして市場の役割がモノ作りの現場→卸→小売と順序立てて説明される。これに金融商品も合わせて説明してくれれば、より現代的だったのになぁ。Posted by ブクログ -
値ごろ感は 費用を分母として 価値を分子とする。
分母を 減らすことに傾注し
分子を増やすことで 値ごろ感は高まる。
商品を 費用と価値に分けて、組み立てている手法は
おもしろく、この手法は 説明がしやすい。
商品とは やはり、価値なのである。
それを得るための 時間、移動に関する諸経費...続きを読むPosted by ブクログ -
「価格が高いものを買うときには時間費用は相対的に小さくなる」行動の傾向の意味について色々気がつくことが多かったです。Posted by ブクログ
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[ 内容 ]
意識的にせよ無意識的にせよ、商品の価値にどれだけの費用を払うべきか天秤にかけた結果で、「値ごろ感」の有無は生じる。
本書はその「値ごろ感」が生み出される仕組みを解き明かし、さらには、ベストセラーがベストセラーたる理由、衝動買いやついで買いをさせられてしまう仕掛けなども豊富な事例とともに...続きを読むPosted by ブクログ -
値ごろ感=価値/費用という単純な公式ながらとても深いものがあり、面白かった。分母を100円安くした場合と、分子を100円プラスした場合の値ごろ感は分母を安くしたほうが大きいことから、おまけより割引がよいという話は目からウロコ。わりと分子を高めることで値ごろ感を上げようという提案を多くしているのでちょ...続きを読むPosted by ブクログ
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「値ごろ感」=価値÷費用 値ごろ感は価値と費用の相互作用で決まる。価値感には個人差があり、費用には支払金額だけではなく時間なども含まれるの。商品やサービスを売るためには、値ごろ感を見極めた販売戦略が必要である。値ごろ感のメカニズムを経済学と心理学から解明する。Posted by ブクログ
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なぜ「おまけよりも割引」なのか?
それはこの本を読めばわかります。
経済学をベースに買い物などをするときに発生する費用についての考察がなされている。
「スタバではグランデを買え」に近いと思います。
読みやすくわかりやすかったです。Posted by ブクログ -
おまけより割引してほしい
衝動買いを誘う仕掛け
割引
価格表示を見たときに、自分自身のデータベース内の価格と品質とのバランスに照らして、これは安価だと、いい意味での落差があることを感じたときに値ごろ感が発生してくる。一般価格600円のものが、会員販売価格なら400円という場合も、対象が同じなの...続きを読むPosted by ブクログ