由良秀之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
司法記者と言うタイトルだが、主役は特捜部。
最強の捜査機関と言われる特捜部に赴任した、若き検事の葛藤があまりにも人間臭くて、どんどん読み進んでしまう。
唐突な事件から幕があき、二つの時間軸が徐々に合わさって行く。
最強の捜査機関と言うものを作り上げるのはマスコミかも知れないが、それをもてはやすのは大衆でもある。
でも、そんな声に応えようとするので、最強で在りたいと思うのかも知れない。
特捜部の内実は、本当なのか虚構なのかは分からないけど、どこの組織にでも似たようなことは沢山あるのは、事実!
もと、特捜部検事が著者だけに、面白いないようである。