畠中尚志のレビュー一覧

  • スピノザ エチカ 上 倫理学

    Posted by ブクログ

    アインシュタインがスピノザの神を信じると言ったとか。汎神論は梵我一如のようなものと勝手に捉えた。スピノザの話しの展開の仕方で全能の逆説を思い出したが、それは野暮と言うものだろう。
    ---
    第一に神は唯一であること、言い換えれば自然のうちには一つの実体しかなく、そしてそれは絶対に無限なものであることになる。

    0
    2018年12月23日
  • スピノザ エチカ 上 倫理学

    Posted by ブクログ

    まずは上巻。第一部から第三部まで、それぞれ神、精神、感情を議論する。
    いくつかの定義と公理を提示されたあとは、定義と公理から導かれる定理とその証明がひたすら繰り返される。
    定理n xxxx、証明……Q.E.D。という形が延々と続いて最初は面食らうし読みづらいけど、慣れてくると議論が明解でわかりやすい。
    倫理の問題にまで至ってはいないものの、スピノザの思想の特徴である汎神論と決定論は上巻ですでに提示されている。ここからいかに倫理が立ち現れていくのかは下巻第4部第5部のお楽しみ。

    0
    2016年03月06日
  • スピノザ エチカ 上 倫理学

    Posted by ブクログ

     スピノザの主著「エチカ」。倫理学の古典として名高い。この本はユークリッドの幾何学のような論理構築を行っている。すなわち、定義、公理から全てを定理として論理的に導出していく形式を取っている。そのため、割とすっきりしている半面、いちいち前のページを見直すのは疲れるかも。。
     上巻は、倫理に入る前の土台作り。まず、第1部「神について」では、神の絶対性を確立する。8つの定義と7つの公理から、それらを導出する。決して理論的に怪しい事はない。どちらかといえば緻密に作られているように思えた。次いで、第2章「精神の本性および起源について」。ここら辺から疲れてあまり理解していない。。そして3章「感情の本性およ

    0
    2010年10月08日
  • スピノザ エチカ 上 倫理学

    Posted by ブクログ

    昔、テレビの「分厚いのがお好き?」で当たった文庫本(上下)スピノザの美しいミルフィーユのような論証をいまだに読み切れずにいます。

    0
    2009年10月04日