松井秀喜のレビュー一覧

  • 信念を貫く

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    ワールドシリーズを制覇し、そのMVPとなった松井が、翌年ヤンキースとの契約とならなかったのは挫折であろう。巨人の4番を打ち、ヤンキースの4番を打ち、そしてWシリーズのMVP。言うなれば、アスリートの頂点とも言え、それほどの実力と実績、人気を誇る、松井ですらそうなのである、そう思わせてくれる本である。しかし、彼も真面目であり野球という自分の仕事についてひたむきであるという事が何よりも魅力なのだろう。

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    2018年10月08日
  • 信念を貫く

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    元メジャーリーガーの松井秀喜さんの2冊目の自伝。

    2007年に出版した『不動心』(新潮新書)で紹介された、松井さんの思考法や野球への取り組み、メジャーリーグでの3年間の生活に引き続き、その後3年間、手首の手術や膝の手術など、故障が続いた数年の気持ち、ワールドチャンピオンとなりMVPも獲得した気持ち、ヤンキースを退団し新天地エンジェルスにかける決意をまとめた一冊。

    子どものころから体が丈夫で、病気や怪我がほとんどなかった松井さんも、プロ野球選手となってからは膝を痛めたり、プレー中に手首を骨折したり、故障と長くつき合ってきた。

    手術すれば、痛みはとれるけど、また元のように動いてくれるとは限ら

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    2015年12月09日
  • 不動心

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    石川県の星稜高校から読売ジャイアンツに入団、FAでニューヨーク・ヤンキースと契約、2006年に外野フライを滑り込んでキャッチしようとした際、左手首を骨折してしまった松井秀喜さんが、野球との関わり、野球から学んだものについて、自分を振り返って書いた自伝。

    松井秀喜さんといえば、ゴジラの愛称や甲子園での5打席連続四球、真摯な受け答え、ホームラン、55番、東スポでのいじられ役というのが個人的な印象だった。

    当時、海外で活躍していた主な選手だったイチローさんや、サッカーの中田英寿さんはマスコミ嫌いという印象をもっていただけに、松井秀喜さんのマスコミに対する真摯な受け答えは、かなり印象に残っていた。

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    2015年12月06日
  • 不動心

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    松井が現役の頃に記した一冊。

    技術的な話はあまり出てこないけど、松井の野球感を知るには良いかと。

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    2014年08月17日
  • 不動心

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    松井選手の考え方、人柄が伝わる一冊です。

    日本海の様な広く深い心と
    白山の様な強く動じない心
    僕の原点はここにあります。


    インドの諺
    心が変われば、行動が変わる。
    行動が変われば、習慣が変わる。
    習慣が変われば、人格が変わる。
    人格が変われば、運命が変わる。

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    2013年12月30日
  • 不動心

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    松井秀喜選手が大リーグに挑戦中に起きた左手首骨折を機にこれまでの野球人生を振り返った一作。ニューヨークヤンキースというスーパースターが集う球団の中で自分に求められていることは何かを常に考えながらプレーする松井選手の思いが綴れている。また、野球を通して得られた人と人との繋がりの大切さも感じさせられる内容となっている。

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    2013年09月13日
  • 信念を貫く

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    父が松井秀喜ミュージアムに行ってきたお土産でもらった本書。どうせインタビューを元にゴーストライターが書いたんでしょ?(当時は)現役のメジャーリーガーが文章を書いてる時間なんてそうそうあるものでもなし。中身も「いかにして私は名門球団で成功をおさめたか」みたいなサラリーマン向け成功談だろうな。と思って読み始めたのですが、どっこいこれがヤンキース退団直後の時期で骨折や膝の怪我での苦労話と他者へのリスペクトが3:7くらいの内容。あらゆる他者への尊敬と感謝が綴られていて、この姿勢は実にさわやかで心地よい感触です。

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    2013年06月15日
  • 信念を貫く

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    メジャーリーガー松井秀喜の2冊目。ヤンキースを去ってエンゼルスに入団するまでの経緯とヤンキース時代の良かったことなどが淡々と綴られているけれど、前作『不動心』に比べるとそのベースとなったエピソードが重複して薄くなってしまっているのが残念。いかにヤンキースが好きで本当は移りたくなかったのだ、ということがよくわかるが、まぁやっぱり契約社会である上では厳しいのでしょうね。今年はどうなるんだろうか…

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    2012年08月21日
  • 信念を貫く

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    「不動心」の続編のような内容。

    2007年~2009年シーズンの怪我とワールドシリーズMVPの出来事の心境を語っています。松井選手のブレない仕事・野球への態度に感心します。振り返って自分は自分の仕事にそのときの100%を捧げているか?と自問すると...なかなかねぇ。

    2008年に怪我を押して手術遅らせて出場(というよりチームへの貢献)にこだわった心境がクライマックスです。出場するか、手術するかはその人の価値感ですが、プレイオフの可能性が客観的に絶望的な状況で出場にこだわった松井選手の考え方には、うならされます。立派だと思う反面、1アスリートとしてのトータル人生を考えるとベストの選択だったと

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    2012年03月14日
  • 信念を貫く

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    心が変われば行動が変わる。
    行動が変われば習慣が変わる。
    習慣が変われば人格が変わる。
    人格が変われば運命が変わる。

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    2011年06月10日
  • 信念を貫く

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    松井秀喜さん
    日本でプレーしていたときには特に気にしていたプレーヤーではありませんでしたが、MLBに挑戦することを発表してからは気になるようになり、今ではすっかりファンになっております。
    その松井さんが昨年末ヤンキースからエンジェルスに移籍した際のことや、ここ数年ケガに苦しんでいたことなどが本書で語られております。
    内容についても重複しているところが何点かあり、頁数も少ないため物足りなさが残りますが、松井さんの思いは伝わってきたかなと感じました。

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    2010年05月02日
  • 信念を貫く

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    困難にぶつかったとき、迷いが生じたとき、松井選手がどう考え、どう乗り越えてきたかについて綴られています。

    冒頭のヤンキースを去り、エンゼルス入団に至る交渉には引き込まれました。

    松井選手はここ数年、怪我に悩まされ続けていましたが、昨年はワールドシリーズでMVPを獲得しました。その精神力を尊敬せずにはいられません。

    前著「不動心」にもありましたが、「自分がコントロールできることとできないこととを分けて考え、コントロールできることについては結果につなげるべく、努力する」。この言葉が気に入っています。

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    2010年04月17日
  • 信念を貫く

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    確かに松井選手に関する本は、数多くあれども
    私がこの本を手に取った理由の一つとして
    ・エンゼルスへの移籍
    ・手術及び怪我からの克服
    に、とても興味を持ったからでした。

    確かに、松井選手に関しては
    彼の言動、行動(立ち居振る舞い)、練習、記録、思い…
    の、どれをもっても、文句の付けようがないかと思います。

    でも、そんな彼の本である「不動心」に対しては
    読もうという気持ちは起こりませんでした。

    それは、
    彼が素晴らしい人ではあるけれども
    彼は彼の努力の上に成り立っているでしょうが
    その努力を続けることが自分に出来るとはとうてい思えないので
    読んで実践することに意味を見いだせないと思ったからで

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    2010年04月03日
  • 信念を貫く

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    非常に説得力がある。試行錯誤の様子が窺える。野村監督が「人間的成長なくして技術的進歩なし」というのがよく分かる。メディアに作り上げられた豪快さの裏にある謙虚さというか、素朴さがファンの心を惹きつけるのではないか。

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    2010年03月24日