松井秀喜のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
元メジャーリーガーの松井秀喜さんの2冊目の自伝。
2007年に出版した『不動心』(新潮新書)で紹介された、松井さんの思考法や野球への取り組み、メジャーリーグでの3年間の生活に引き続き、その後3年間、手首の手術や膝の手術など、故障が続いた数年の気持ち、ワールドチャンピオンとなりMVPも獲得した気持ち、ヤンキースを退団し新天地エンジェルスにかける決意をまとめた一冊。
子どものころから体が丈夫で、病気や怪我がほとんどなかった松井さんも、プロ野球選手となってからは膝を痛めたり、プレー中に手首を骨折したり、故障と長くつき合ってきた。
手術すれば、痛みはとれるけど、また元のように動いてくれるとは限ら -
Posted by ブクログ
石川県の星稜高校から読売ジャイアンツに入団、FAでニューヨーク・ヤンキースと契約、2006年に外野フライを滑り込んでキャッチしようとした際、左手首を骨折してしまった松井秀喜さんが、野球との関わり、野球から学んだものについて、自分を振り返って書いた自伝。
松井秀喜さんといえば、ゴジラの愛称や甲子園での5打席連続四球、真摯な受け答え、ホームラン、55番、東スポでのいじられ役というのが個人的な印象だった。
当時、海外で活躍していた主な選手だったイチローさんや、サッカーの中田英寿さんはマスコミ嫌いという印象をもっていただけに、松井秀喜さんのマスコミに対する真摯な受け答えは、かなり印象に残っていた。 -
Posted by ブクログ
「不動心」の続編のような内容。
2007年~2009年シーズンの怪我とワールドシリーズMVPの出来事の心境を語っています。松井選手のブレない仕事・野球への態度に感心します。振り返って自分は自分の仕事にそのときの100%を捧げているか?と自問すると...なかなかねぇ。
2008年に怪我を押して手術遅らせて出場(というよりチームへの貢献)にこだわった心境がクライマックスです。出場するか、手術するかはその人の価値感ですが、プレイオフの可能性が客観的に絶望的な状況で出場にこだわった松井選手の考え方には、うならされます。立派だと思う反面、1アスリートとしてのトータル人生を考えるとベストの選択だったと -
Posted by ブクログ
確かに松井選手に関する本は、数多くあれども
私がこの本を手に取った理由の一つとして
・エンゼルスへの移籍
・手術及び怪我からの克服
に、とても興味を持ったからでした。
確かに、松井選手に関しては
彼の言動、行動(立ち居振る舞い)、練習、記録、思い…
の、どれをもっても、文句の付けようがないかと思います。
でも、そんな彼の本である「不動心」に対しては
読もうという気持ちは起こりませんでした。
それは、
彼が素晴らしい人ではあるけれども
彼は彼の努力の上に成り立っているでしょうが
その努力を続けることが自分に出来るとはとうてい思えないので
読んで実践することに意味を見いだせないと思ったからで