本田済のレビュー一覧

  • 易学 成立と展開

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    『易経』が占いの書から儒教の経典になっていった様を、他の中国古典に引かれた卜筮と現行の卦辞爻辞の比較から十翼の成立の順番を推定。易経が中国の歴史に果たした役割について、時代ごとに老荘思想や讖緯と影響し合いながら注釈が書かれてきた様子からその思想史上の影響の大きさは計り知れないことが良く分かった。

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    2021年10月31日
  • 韓非子 全現代語訳

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    まあいいんであるが、時代を経てきていないために処世訓としても生硬の感が否めない。熱っぽく「子が親に、臣が君に仕えないようでは世の中は終わる」というようなことを弁じているが、親、君主が発狂して国家全体を危機に陥れるような場合を想定していない。当時、戦国春秋時代までの中華でそのような事例が観測されていなかったために想定すらしていないといった印象である(そんな奴は放っておいても滅っしたため)。誰が親、誰が君主であるというのは分別妄想為二(Vikalpa)である。彼らがVikalpaに執着したが為に手酷い痛手を経験するには、新の王莽を俟たねばならないのである。
    - When it comes tyr

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    2026年01月01日