グレース宮田のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『はじめに』
・何か,違う.楽しそうに盛り上がっている人たちの中で,ああ,自分はなじめない,と違和感を抱いてしまうことはありませんか?
・まわりに自分を合わせる必要はありません.傍若無人な人たちが大手を振って歩く世界にわざわざ溶け込む必要もありません.
・自分にとって不要なことを笑い飛ばす,心の余裕.常識にとらわれない,心の強さ.他人の行動を観察する,遊び心.
『第1章 自分自身』
・僕はいつも自分のことを考えていて,他の人も,同じように考えることを望んでいるのだ.それが,思いやりというもの.:「思いやりも持ちなさい」とは,言った人にとって都合が悪いということだけ.
・醜い人たちと愚かな人た -
Posted by ブクログ
予想してたより共感できるものが少なかった。というか理解出来ないものも多かった。しかしそれがオスカー・ワイルドの人間的欠陥を示すものかもしれないし、これから自分が人生過ごせばわかるようになるのかもしれない。理解出来ないことも多いが、確かに面白い人であることは確かなようだ。
人格者はグルメであるというのは理解できる。自分を作っているのは食事であるにも関わらず疎かにするということは、自分と人生を大切にしていない。他人をもてなすのに、不味い料理でもてなすのは他人の時間を粗末に扱っている。美味い料理のためのお金を惜しむのは趣味が悪い証拠。そもそも趣味がいいというのは、浪費をするということなのだから。自分 -
Posted by ブクログ
オスカー・ワイルドは19世紀末に英国ヴィクトリア朝時代に活躍した劇作家だ。同性愛者で収監されたとか、晩年は失意のまま亡くなったとか、なんとなく普通とは違う人のイメージをもっているが、実際どんな人なのかはあまり知らなかった。ボクは「普通と違う人」は好きなのだが、たぶん、「普通と違う方向性」が、ボクの肌感覚とあっていなかったのだろう。実際、この本だって買ったのは2年前なのだが、なかなか手にとって読み始めようと思わなかった。
ボクの頭の中では、オスカー・ワイルドは『しあわせの王子』を書いた人であり、あの切ない物語を書いた人が、なぜ、同性愛者なんだとか、獄中に入れられたひとなんだろうという感じでつな