赤瀬川隼のレビュー一覧

  • ダイヤモンドの四季

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    「野球は怖い。何が起こるかわからん」
    中学の国語で表題作抜粋を読んで以来、なぜかずっと気になってて、
    高校野球にはまった頃、中古で購入してまで読んでしまいました。
    野球を理解してから読み直したことで、ラストのシーンへのなんともいえなさがさらに強まりました。。。

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    2013年04月06日
  • 朝焼けの賦 小説・村田新八

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    ネタバレ

    明治政府に、村田新八という男がいた。外国視察から帰ると、政府の重鎮の西郷隆盛と大久保利通が意見の対立から袂を分けていた。西郷を師と仰ぐ新八だが、大久保も知らぬ仲ではない。二人の間で驚き、戸惑い、心は揺れる。国に戻った西郷のもとを新八は尋ねるが…。動乱の時代を生きた傑物を描く長編歴史小説。

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    2012年03月21日
  • 朝焼けの賦 小説・村田新八

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    本小説は、村田新八という維新前後のキャラクターの中では比較的地味な人物を主人公に話が進みます。
    では、何故、作者・赤瀬川さんは彼を選んだのか?
    その理由として、あとがきでは本書の執筆動機として・・・
    ・村田新八が外遊から帰ってきた際のシチュエーション(西郷、大久保が袂を分かった直後である)への興味
    ・勝海舟をして「大久保につぐ傑物」と言わしめた村田が情誼だけで西郷に殉じたわけではない⇒どういった考えで行動したかへの興味
    ・史料が少ない主人公について書く方が小説への意欲が湧く
    上記3点を挙げています。
    また、こうした動機を踏まえ、執筆する上で、話の視点を村田に限定する(つまり、ストーリーは村田の

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    2013年07月07日