掛布雅之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
阪神タイガースの選手として活躍し現在野球解説者である掛布雅之氏が2023年の阪神タイガースの戦いや岡田監督の采配、打撃論などについて書いた一冊。
自身が一緒にプレーしたバース氏や岡田氏真弓氏などから先輩となる田渕氏などの自身のバッティングも含めての打撃論や山内式と中西式による違いなどバッティングについては第一線で活躍していた著者ならではの切り口の解説で勉強になりました。
また、近年活躍している村上選手や大谷選手のバッティングについても語られていたり、近本選手、大山選手、佐藤選手の強みや課題も書かれていて参考になりました。
レギュラーを取ることの難しさや全力疾走で体調を維持すること、守り勝つ野球の大切さ、走塁の重みなど野球の深さや面白さを感じさせられることも多くありました。
そして、二軍監督時代の江越選手や横田選手との思い出、田渕氏のバットの長さや自身が守備につく時に土を舐めていた理由など著者でしかわからないことも多く知ることができました。
85年の日本一の際のことは当事者である著者でないと知らないエピソードも多く、岡田監督の采配についてもチームメイトとしてのエピソードや第一次と第二次とでの継投策などの違いも身近でいた著者ならではの視点も多く新しいことを知ることができました。
本書で阪神タイガースと著者の野球観を通してますます野球の面白さを感じた一冊でした。 -
Posted by ブクログ
阪神タイガース日本一時の4番打者で4代目ミスタータイガースとしてチームを代表する選手の1人である掛布雅之氏が4番打者の条件やライバル巨人との比較など自身の野球観から解説した一冊。
2021年前半に独走したにもかかわらず優勝を逃したところからも例年言われている守備はもちろんのほか4番打者が不可欠と語る著者の解説を見てなるほどと感じました。
自身が現役時代の4番としてバッティングで意識していたことや小柄な体でいかに打球を飛ばすかを考えてトレーニングしていたことや野球の怖さを感じ苦悩していた姿なども知ることができました。
チームを勝たせるバッティングやミスタータイガースと呼ばれる条件や巨人と阪神との比較などスタンドやテレビではわからない当事者としての証言が多くあり新しい発見が多くありました。
そんな本書の中でも高校野球とプロの違いをヤクルト村上選手や日ハム清宮選手などを例に書かれていたところは理解が深まり印象に残りました。
また、著者の現役時代の番記者とのやりとりや2軍コーチ時代に選手に求めていたことなど著者しか知らないことも知ることもできました。
阪神タイガースを代表する選手で、小柄な体格で4番としてチームを牽引していった著者が語る今の選手の技術の指摘はプロならではの目線で勉強になる部分が多くありました。
そして、巻末にはゴールデンルーキーの佐藤輝明選手の魅力と今後の課題も書かれていて阪神タイガースの今後が楽しみになる一冊でした。