舟橋全二のレビュー一覧

  • 砂漠の国からフォフォー

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    アフリカとそこに暮らす人々を知りたい人向け。
    読みやすく、文量も少ないので、アフリカを知るとっかかりとして、本書はオススメです。

    主人公は24歳、幼稚園教諭の女性。
    青年海外協力隊員として、アフリカ最貧国のひとつニジェールへ向かう。

    児童書ゆえ、物語も人物造形もありふれたもの。
    しかし、五感に訴える数々のエピソードは、アフリカの暑さを、人々の生活を色鮮やかに伝えてくれる。

       ◇◆◇◆◇◆◇
    書き出し

     あゆらは先月二十四歳になったばかり。幼稚園の先生になって四年目の冬をむかえた。
     首にマフラーを巻きつけてから通勤用のバイクにまたがり、キイを差しこんだときだった。
     目の前をひらっ

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    2021年10月11日
  • 砂漠の国からフォフォー

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    光村の中学国語の教科書の「読書の世界を広げよう」に載っていた本だと思うのだが…。


    幼稚園教諭をしながらも、何か空虚な気がして、もっと自分を生かせるものがあるのでは?と思うあゆら。

    ある日雑誌で目にした「青年海外協力隊」の記事に、これだ!と幼稚園を辞め、協力隊の採用試験を受ける。
    が、これが厳しい!3回目でどうにか合格し、アフリカの最貧国ニジェールへと赴き、現地の幼児教育に従事することになる…。

    かなり前向きなあゆらだが、

    ●40度以上の高温&極度の乾燥(大量に汗をかくが、すぐに乾くため肌が塩を吹き、その塩で肌が傷つき、ひび割れる)という過酷な環境。
    ●男尊女卑が明確なイスラム

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    2021年08月24日
  • エプロン手帖

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    読みやすく、わかりやすい。そして簡単に作れる2、3行のレシピ。料理が好き、食べることが好きなんだなぁと伝わる本だった。あのチャキチャキとしたイメージとは違い食器を愛し、食べ物を愛する繊細な真面目な文章だった

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    2025年01月25日
  • エプロン手帖

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    レミさん好きですよ。どっかんキャベツもテレビでのインパクトがすごいだけじゃなくて、ちゃんとおいしいし。似たようなの作ってみたことありますよ。無点火アボカ丼もいいし、ブロッコリー立てるのもすごいです。いろいろな成功体験からできているのだなあ。載っているレシピもおいしそうなのばかりで作りたくなる。今日の晩ごはんは手早くオーブンに任せちゃったけど、お料理したくなる一冊。器も素敵なのばかりだったなあ。

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    2024年08月16日
  • エプロン手帖

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    最近は突拍子もない言動やすごい見た目の料理などが目立つレミさんですが、れっきとした料理家なのです、当たり前だけど(笑)
    難しいことはしないけれど、飽きずに美味しく食べられそうなレシピの数々。
    そして器やクロスなど、料理を美しく美味しそうに見せる細かな心配りもちゃんとしているのです。当たり前だけど。
    テレビのイメージしかない人には手にとって欲しい一冊。

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    2023年08月30日
  • 砂漠の国からフォフォー

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    純粋に文学作品として評価すれば、欠点はたくさんある。
    でも、ニジェールを舞台にした小説ってないから、興味深かった。
    ナイジェリア人のアディージェは読んだことあったけど、ナイジェリア人にとってはナイジェリアが当たり前だから、日本人がどう感じるかはわからない。
    これは日本人女性を主人公にしているので、日本人がどう感じるかが伝わってくる。
    何事も日本の常識の通じない国。人間同士はいずれ分かりあえると思うけど、気候と食べ物に慣れることができるかは結構大きい。
    アフリカに一週間ほど行ったけど、ずっと住むのは難しいなと感じた人間としては、主人公の前向きさに胸打たれるものがあった。

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    2014年05月07日