◆概要
Michael Anthony Jackson氏 が開発したソフトウェア開発手法に関する解説本。
- JSP(Jackson Structured Programming), 1975年出版
プログラム開発手法(構造化プログラミング+構造不一致)
- JSD(Jackson System
...続きを読むDevelopment), 1983年出版
システム開発手法(ユーザは要求を知らない。機能より実世界モデル)
についての入門的な内容について、日本のソフトウェアコンサル会社の方々によって解説されている。
◎JSP
3基本構造(連接、選択、繰返し)だけを用いて、「入力/出力のデータ構造」、「プログラム構造」を表していくアプローチ。理解しやすく、見通しの良いプログラムが書けるのが特徴とのこと。
◎JSD
実世界から仕様に落とし込んでいくアプローチ。
開発の背景が興味深く、
要求仕様というものは不明確であり時間と共に変化する、
という当たり前の問題にどう取り組むかの問題解決法の一つがJSDである。
機能を考える前に実世界のモデルを考える(モデルは機能より安定しているため)アプローチで、要求の変化に対応しやすいシステムが作れるとのこと。