子安大輔のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
飲食業界の市場規模は24兆円と、車産業よりも高いのね。
飲食店に勤める、経営する以外にもその周辺には多分にビジネスチャンスが転がっているようです。
本書は著者のやや偏りのある御意見もありますが、かなり読みやすい上に分かりやすい。
説教臭くないし、専門用語を並べ立てるバズトークもなし。
これから飲食店を開こうという若者も、既に飲食業界に従事してる方も一読されて損はないと思います。
青臭いことばかり並べてる自己満本でもなし。
少しばかり、飲食店を見る目が変わるかもしれません。
また、自分が贔屓にしている店を、やっばりな、と良い気持ちにさせてくれるかもしれません。 -
購入済み
ざっくりと
飲食のざっくりとした概要を掴むのにいいです。お通しの話はまあ考えればわかりますし、大体知っていること。業界の仕組みと全体像を掴むのに役立ちました。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ最近始めた飲食アプリの影響もあって、読み始めた。
けっこう面白かった。2009年なので、少し前だが。
飲食店にまつわる諸々話。特にチェーン店と個店の話は面白かったし、出店数と顧客の入れ込み度合いの関係の話は興味深かった。
また、飲食店経営会社の上場に関する話や商業施設の話もよかった。うっすらぼんやりと感じていることを書いてくれた感じ。
グラナダはチェックしておこう。
また、東京レストランファンドは個人的にも馴染みがあるので、興味深い。ゴミ出しのアウトソーシングもあったとは。。
飲食店の労働環境の話はもっとあってもよかったし、まあ、新書ならではの情報量といったところだろう。
ちょっとした雑 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「食を通じて時代の心理的変化を見る」というテーマのもと、こまごまとしたトピックスが展開される。
店舗にもドラマチックさ(ストーリー)を求められる。※AKBなどと同様に。
共感>ウンチク。
限定することにより拡大するものもある。※モーニングショット、ビルズ。
ニッチ(マニアック)によるキャラクターの打ち出し。北海道、沖縄、京都は名産品がギュッと訴えてくる。千葉はたくさん名産品はあるが拡散してぼやけている。
ゼロから作らない。既存のものを組み合わせたり、軸をずらしたり。軸とは時間や人間や相性など。
以下、心構え。
(1)飲食店では家庭にはないものをつくる。食材(ネットにより家庭で楽し -
Posted by ブクログ
ウンチクは単なる属性情報にすぎなかったり、ともすると一方的な押しつけになりかねなかったりするのに対して、ストーリーには文字通り[物語]、しかも思わず共感したくなるような物語があります。これがあることで、送り手と受け手が様々な情報や一連の状況を共有する状況が生まれるのです。そしてこのストーリーは受け手にとっては[購入を納得する理由]や[継続してモノを選ぶ理由]に直結するでしょう。
あえてターゲットやシーンなどを[狭める]ことで、むしろ伝えるべき本質が明らかになり、独自のポジションを確保することにつながるケースもある。
[自分たちが良かれと思ってやっていることに、違う評価をする人もいるだろう]