子安大輔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本の飲食業界の海外への輸出について知りたくて読書。
タイトルは、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 』のようなものかと考えたが、あまり関連性はなかったように思う。
しかし、統計数字が豊富で、例えも分かりやすく、業界知識がなくても読みやすい。勉強になる。
海外で和食(海外では一般的に日本料理)店のオーナーさんとお話することもとも多いので、今後のよい視点となる。
なるほどと感じたのは、
女性へすり寄りすぎた店は流行らない。
企業、ビジネス臭さを出すと客は離れる。
さざ波と海流。
少しのビックリと少しのガッカリ。
日本は飲食が盛んであること。
第12章 食が日本の輸出産業となる(p197~ -
Posted by ブクログ
読み終わったとき、読みやすいな・きれいに書かれているなって思った。飲食業を営もうと思った人は一読する価値があると思う。
ちまたに飲食店はたくさんあって、晩婚化が進んで外食する機会が以前より少なくなって、チェーン店が多くなって今後どうなるんだろうって思った時に出会った本。
・経営者と料理人、スタッフが心のこもった店をお客さんに提供し、期待以上の満足度を提供するよう工夫すればOK。オープンしやすいのはわかるけど、これで生きてくってくらい熱意を持てよ。ブームに乗って金儲けを考えていたらいずれ倒産だぞ!
・経営する場合は、その主力メニューの商圏、客単価、回転率などお金関係を考え、さらにコンセプト、ター -
Posted by ブクログ
飲食業に興味がある人、自分で飲食店を始めたい人には勿論、そうでない人にとっても非常に有益な内容だと思います。
飲食業に携わりたい人にはそのノウハウや心構え苦労などが具体的に書かれているので直接的に役立ちます。
そうでない人にとっては、「夢、理想」と「ビジネス」とのバランスという考え方が参考になるでしょう。
好きなことを仕事にするというのはとてもステキなことですが、その反面、自分が仕事をしているときに客は自分の好きなことをやっているという虚無感を感じたり。好きなことを仕事にするのはそんなに易しいことではないんだぞ、ということが書かれています。
子安さんはもっと上手に書いて伝えてくれているの -
Posted by ブクログ
ネタバレ博報堂あがりだからか、メディアの特性をよく掴んでいる。
市場規模24兆円(国産自動車48兆円)。
飲食店のタイプ分け。グランメゾン型(客単価High,経営規模Big)、孤高の名店型(客単価High,経営規模Small)、インフラ型(客単価Low,経営規模Big)、B級グルメ型(客単価Low,経営規模Small)。
インフラ型は利便性重視、好き嫌いで語られることは少ない。よって本著では触れない。
儲けの構造
仕入れ3割、人件費3割、家賃1割、雑費1割、返済1割、利潤1割。1000円の定食で利潤は100円。
お通し
1。席料。大事な収入源。海外ではチップの習慣がそれを補填している。2。料 -
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「お通し」はなぜ必ず出るのか?
一般的には、料理が出るまでのつなぎですが、本当の狙いは席料をとるためです。
などなど、博報堂出身の著者が異業種から見た飲食店の裏側を紹介してます。
文章が極めて読みやすく、エッセンスも整理されているので短時間で読めてしまいます。
異業種の方が感じている飲食店の素朴な疑問に応えました。という内容の一冊です
第1章 そもそも飲食店って儲かるの?
第2章 ジンギスカンと立ち飲みのあいだ
第3章 「女性の人気のヘルシー店」はつぶれる
第4章 情報かが偽装を生み出す
第5章 偽グルメ情報にご用心
第6章 「オーナーの夢だった店」はつぶれる
第7章 ショッピングセンター -
Posted by ブクログ
一日一人、五百三十円。
日本で一番大きな飲食企業はマクドナルドであり、2007年度の売上高は4941億円です。業界全体の市場規模は24兆円ですから、トップのマクドナルドであっても、市場内のシェアとしては2%に過ぎないのです。
そもそも飲食店に行く意義を考えると、おいしいものを食べたり、飲んだりすることは重要ではありますが、一緒に行った人とコミュニケーションをとることもそれと同じくらい大切なはずです。
「おいしい料理を、納得感のある価格で、心地よい雰囲気の中で食べられる」ことを飲食の「基本価値」と呼ぶことにします。
店が客を呼び込めるエリアを「商圏」と呼びます。
飲食店の売り上げは「客 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
飲食店には製造、小売、サービス、流通等、あらゆる要素が詰まっている。
飲食業はビジネスの原点なのだ。
飲食店は本当に儲かるか?
立ち飲みが流行り、ジンギスカンが廃れた理由は?
成功の分かれ道、「少しのビックリ」と「少しのガッカリ」の差とは?
上場すれば成功なのか?
様々なケースを分析することで、成功するビジネスモデルが見えてきた。
あらゆるビジネスに通じる「繁盛のセオリー」が明快にわかる一冊。
[ 目次 ]
そもそも飲食店って儲かるの?
ジンギスカンと立ち飲みのあいだ
「女性に人気のヘルシー店」は潰れる
情報化が偽装を産み出す
偽グルメ情報にご用心
「オーナーの夢だった店」は潰 -
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子安大輔の「お通し」はなぜ必ず出るのかを読みました。ビジネスは飲食店に学べ、という副題のついた、飲食店をターゲットにしたビジネス書でした。内容は飲食店に限らず他の業種でも参考になるような話題が盛りだくさんでした。題名の「お通し」ですが、これは席料として飲食店が自動的に取るものであり、飲食店の経営には大きな意味があると説明されていました。システム開発で言うと、保守料のようなものでしょうか。ブームが来たときに、それが一時的なものなのか永続的に続くものなのかを見極めようという視点は私の仕事でも重要なことです。まあ、なかなか見極めることが難しいのが世の中のですが。本書の中で、飲食店が繁盛する条件が以下