新井立夫のレビュー一覧
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大学に入学した後、最初に迫られる職業選択は「教職課程を履修するか」だろう(僕は選択を迫られない学部学科だったけれど)。あるいは高校生のときにすでに教育学部を選択して大学に入学する人もいる。
ただ、本書でも触れられているとおり、履修の途中で脱落する人も多い(たとえ教育学部生だとしても)。無事履修しても筆記試験があるし、面接で落ちるかもしれないし、採用されても、働いてみると想像と違うこともある。それぞれのタイミングで、何か誤解・問題があったりするのだと思う。
そういう意味で、進路を考える高校生2年生あたりから採用試験真っ只中の4年生まで、他の本ではなかなか知ることのできない「裏側」や「民間企業 -
Posted by ブクログ
教員採用試験の勝ち組はどういうことをする学生なのか、ということがコミカルに解説された本。試験そのものに加えて、教員という仕事について、試験を受けるまでの教職科目の取り方から教育実習のやり方、民間との併願の状況なども解説されている。
各章に「まとめ」があって、それが面白い。例えば「・都市部の教員は採用者数が多く倍率が低いです・都市部の教員は退職者数が多く残留率が低いです・都市部の教員採用は大量退職を見込んで大量採用します・大量退職を見込んで大量採用する民間企業を、世間では『ブラック企業』と呼びます」(p.30)という、笑える(?)オチがついている。ただこの本を読めば、きちんと普通に勉強して、 -
Posted by ブクログ
全国の教員採用試験について,わかりやすく解説した本。
教員採用試験を2回も受験し,現在教員をしながら
まったく教員採用試験についてよく分かっていない
自分にとってはかなり勉強になった。
教育現場は,現代社会のストレスのはけ口と
なっている節があり,ストレスフルな職場ではあるものの
教員の意識,スキルの高さに,日本の将来も
切り開いていけるのではないかと思うこともしばしばだ。
教員志望の学生・社会人が,思ったより減少していないことも
日本の教育が,ぎりぎりのところで踏ん張っていることの
表れかもしれない。
ともかく,教員を目指している学生・社会人の皆さんには
その夢を実現してほしい。
そして -
Posted by ブクログ
≪目次≫
プロローグ ある進路指導教員の一日
第1章 大学は「バカ学生」にうんざり
第2章 大学選びの裏側で何が起こっているのか?
第3章 進路のセンセイって何者?
第4章 親とのバトルロワイヤル
第5章 未履修問題が高校教員を殺す理由
エピローグ これからの進路指導の話をしよう
≪内容≫
タイトルからは想像できない、高校進路指導のお話でした。当該の仕事をしているので(今は分掌は違うが)、「まったくだ」と思ったり、「オーバーだよね」と思ったり。でも概ね高校の進路指導室[キャリアセンター]の現状は網羅しているし、進路指導部の教員の悩みもわかっていくださっている様で…。エピローグは