市民活動や芸術起業を志している人にとって非常に為になる本だと思います。
運営に関するメンタリティーな部分が実体験から語られています。
非常に心に残った言葉は、別の夢を持った人と共に活動すると、説明、説得に膨大な時間を費やすから辞めた方が良い。
「曖昧な旗を立てて誤解を呼ぶようなスタートを切るより、
...続きを読む初めからぶれのない自分の直感を語り、全力で走り出すべきです。」
という部分。
特に市民活動などは、とにかく、地元の有識者に声をかけて、基盤の安定化を図ったりします。
メンバーの絶対数が少ないと、相手の目標とする部分も団体目標に組み込んで団体の共有化を図ることもあります。
そういうことが、活動の弊害になるんだよということを聞かされ、耳が痛いやら、反省しました。
実体験を語る部分が多い分、教えとなるセンテンスは少ないのですが、実際の経験を踏まえての言葉なので説得力があります。
あえて言うならば、幅広い層にむけてのタイトルにもかかわらず、内容がかなり、映画制作や、芸術に関してのことに寄りすぎていて、より多くの人に向けて、ストライクゾーンに入りにくい話が多かったかもしれません。
ちなみに僕にとってはど真ん中でした。