櫻井悟史のレビュー一覧

  • 死刑執行人の日本史 歴史社会学からの接近

    Posted by ブクログ

    死刑について、死刑そのものより死刑を執行させられる刑務官に焦点を当てた本。
    著者が友人でもあるため、彼の活人論について予備知識があり、
    とても興味深く読めた。
    漫画や映画などで例える箇所が多々あり、学術書としては柔軟性がある。
    日本史と題するだけあって、中盤の死刑の歴史について詳細にかつわかりやすく書かれており、勉強になった。
    後がきでも少し触れていたが、今回の本は死刑執行人へと論点を当ててなぜ殺させられる職務の人がいるのかといった議題提示であったけど、その解決編というべきか、彼なりの結論を今後読んで見たいと思った。

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    2014年06月16日