たいら茶織のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
昨今、キャラが不治の病に罹ったり、不良の事故だったり、または、精神が破綻してしまったキャラの凶刃により、命を落としてしまう展開は少女漫画でもザラになりつつある
だが、この『終末のナミダ』は「死」そのものでなく、「死を受け入れる姿勢」にスポットライトを向けているので、斬新とまでは言えないが、ありきたり感はない
絵柄こそ、少女漫画っぽいが、内容は結構、視線がシビアな物になっている
人は必ず訪れる死から逃れる事は叶わない、死を迎える事が生物として、“あるべき姿”なのだから、死の運命から外れてしまったのなら、最早、それは人でない
逃れられないからこそ、人は恐れ、苦しみ、足掻く。それを、私は醜悪とは思わ