青砥恭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ある程度想像していたが、これほどひどいとは思っていなかった。99ができない高校生、親からも学校からも社会からも愛されたことがない若者は、学校からこぼれ落ち、社会からも外れていく。こうした若者が毎年10パーセント以上生まれている。このまま続けば、社会が崩壊するのは時間の問題。社会不安の原因もこういう人たちになるのだろう。こういう人たちが社会不安の原因から、社会の担い手へ生まれ変わっていかない限り、日本の未来はないと強く感じた。解決市内限り、世界の三流国以下だろう。少数の金持ちだけが、無駄に金を持つ、世界のどこかの国と同じになってしまう。解決には絶望に近い感じがあるが、社会として、政府として、所得
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Posted by ブクログ
読んでて切ないね。感じたことを徒然と。
『クズな親が多い』
まぁ、酷いよね。虐待とか、基本的な食事を与えられないとかね。
学費無駄だから辞めさせろとかね。
根本的にはここで、負の連鎖を断ち切るべきなんだろうね。
『中退するやつもちょっと根気なさすぎ』
この本の主題とは違うが、やっぱそう思ってしまう。
つまんないからとか、ついてけないからとかちょっとね。
中退が選択肢を如何に狭めるかってことを感じさせてあげられない環境、頑張ることを認めてもらえない環境がやっぱ問題ってことかね。
全員が全員じゃないけどさ、この子らは結構、暴力事件とか好き勝手やって、ただの真面目な生徒よりも教師によっぽど時間 -
Posted by ブクログ
高校中退後の若者が社会とのつながりをなくし、貧困に陥ることに焦点を当てている。問題提起として示唆に富む書。教育と福祉が手を結ぶことの重要性を指摘している点も興味深い。単語の用法の不統一(DV、虐待の定義など)、文体の不一致等が気になったが、これは編集側の仕事か。
近年、貧困をはじめとする子どもと家族をめぐる問題が社会的な関心を集めつつあるのは望ましいことと思う。けれども、対人援助専門職がそれぞれに「ここぞわれらの出番!」と主張して、一種の縄張り争いの様相を呈してきている感が否めない。このようなことは本末転倒で、あってはならないことと心得て、子どもや家族の困難を軽減するために、隣接領域の専門職