保木邦仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2014.11記。
今読むと、その後のAIの進展に唖然としますね・・・
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「ウォー・ゲーム」というアメリカ映画があった。東西冷戦の時代、ハッカーの高校生がひょんなことから米国防総省のホストコンピュータに侵入し、米軍は「ソ連が臨戦体制に入った」と大騒ぎになる。実際にはただの高校生の悪戯と判明するのだが、恐ろしいことに、コンピュータはこの過程で先制攻撃をしなければソ連ミサイルによって破壊される、ということを「学習」し、独自に再計算、発射準備を始める・・・といったストーリーだった。
この映画のクライマックスで、主人公の少年はホストコンピュータに「三目並べ(いわゆる○×ゲーム)」を教えミサイ -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
最強将棋ソフトとトップ棋士、最高の頭脳による最前線の戦い。
[ 目次 ]
第1章 ボナンザ誕生
第2章 コンピュータとの対決
対談 保木邦仁×渡辺明
第3章 コンピュータ将棋の新たな可能性
第4章 プロ棋士はこう考える
終章 科学的思考とは?
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる -
Posted by ブクログ
将棋ソフトボナンザ開発者と、渡辺竜王による共著。
将棋をまったく知らないので、こまかい部分までは
読み取れなかったけど(対局のこまかいところだけ)
コンピュータがヒトと将棋で戦うことを
開発者からの目線と、挑戦を受けたプロ棋士の目線から
読むことができてとても興味深かった。
意外だったのは、後半で二人がそれぞれ
将棋に対する思い、科学に対する思いを語っていたこと。
すごく響くことばがたくさんで、
ただタイトルに興味惹かれて読んだだけだったけど
面白いだけじゃなく、読んで良かったなぁと思った。
(特に最終章は事業仕訳関係者に読んでもらいたい、かも)
これからの将棋ソフトの発展を気にしていこ -
Posted by ブクログ
ボナンザというのは、将棋ソフトの名前である。この本の共著者である、保木さんはこのボナンザの開発者である。もう一方の共著者である渡辺明は、プロの将棋棋士で、竜王というタイトルを保持している、現在の将棋界を代表する最強の棋士の1人だ。2007年3月、当時、将棋ソフトの中で最強と言われたボナンザと渡辺竜王が、持ち時間それぞれ2時間のルールで対戦した。将棋に興味を持っているかなりの割合の方が関心を持っていた対局ではなかったかと思う。当時、一般紙にも記事として掲載された記憶があるので、もう少し広い範囲の方が興味を持たれていたかもしれない。渡辺竜王が負けることを予想していた人は皆無であったと思うけれども、