寺井広樹のレビュー一覧
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銚子電鉄は、路線延長6.4kmで乗車時間19分のローカル鉄道。経営が非常に苦しくて、いつ経営破綻してもおかしくない会社というイメージがある。鉄道会社なのに自転車操業と揶揄されたりもする。帝国データバンクには「米菓製造」で登録されているという。ようは「せんべい屋」だ。ぬれ煎餅やまずい棒は食べたことはないが、名前くらいは知っている。会社と商品名の知名度は、おそらく全国区だろう。
本書はなかなか大胆な題名だが、悲壮感といったものは無い。サブタイトルにある「底力」について書いてあるのだ。著者の寺井広樹氏は、まずい棒の発案者であり、銚子電鉄のいろいろな企画をプロデュースしてきた人物。まじかで銚子電 -
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表紙で怖がらせるのやめようか。
静岡の怪談を集めた全三十話。地元・静岡ということで読んでみました。その中でも、地元中の地元の人穴の怪談が載っていることに今更感。とはいえ、全国の人々が感じていることだよね。地元では有名な怪談を書籍や映像で改めて知る、というのはさ。
都道府県それぞれで出ていると思われるこのシリーズ。網羅した方がいいのかな?
そう思ったのは「温泉婆」の怪談。静岡県内で所替えて存在する怪異ということは、全国で存在する可能性もあるのでは?
温泉なんて日本全国に存在しているわけだしなぁ。湯屋という心身ともにリラックスする場所で、共感させて油断させたところで、絶望をのぞかせる一言を放つ -
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AV女優さんと聞いても 実際に AVを見たことがないので
イメージだとストーリーなどなく
そのまま性行為を行ってるだけかな?と思っていました。
だから 女優というタイトルを見て どんな職業なのか
気になって読んでみました。
読む前は 結構儲かっているのかと思ったら そんなじゃないので
普通の風俗さんの方が稼げそうって思いましたね。男優さんなども
一本撮っていくらという事です。
となると 沢山売れたとしても 著作権料とかで 儲かるんじゃないのは 残念ですネ。
個人的には 家族の直接の意見が書かれているかと思ったのですが
内容は女優さんからの聞き取りになっていました。
家族が受 -
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新書で読むAV女優という仕事のこと。
彼女たちはなぜその仕事を選んだのか、家族はどのような反応だったのか、インタビューを通して明かされていく。
みんな「有名になりたい」という動機でデビューしているというのが意外だった。そして打ち明けられた家族は、最初は戸惑い反対こそすれ、今となっては受け入れて応援してくれているとのこと。
大事に育ててきたであろう娘がAV女優として生きることについて、「それほどやりたいことなら頑張りなさい」と声をかけられるのは、もしかしたら親としての究極の姿かもしれないと思った。
だって偏見は無いにしても我が子なら話は別だよ。不安や心配は尽きないだろうし言いたいことはたくさんあ