依田高典のレビュー一覧
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ノーベル賞で語る 現代経済学
巨人たちの生涯と学説
著:依田高典
出版社:中央公論新社
中公新書 2914
経済学者の辞書のような本である。いくばくかの名前を拝見した。そして、その中で、数名の学者の著書に目を通したにすぎない。
アダム・スミスに始まる経済学は、いくつかの系譜や、統合、別の支流が流れ込んだりして、ノーベル賞の一分野を形成するにいたっている。
国際の、もしくは、国家の経済の動向を説明しようとする学問だと理解している。経済学、つまり、世の中の大きな動きがわかれば、少なくとも、生き残る確率があがり、成功する確率があがるというものである。
人間の合理性をもとに成長してきた経済学は -
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著者の依田高典さんはその昔『ブロードバンド・エコノミクス』(2007年)を書かれていて、ブロードバンド市場の競争環境と政策についてアンケートをベースとした統計的な手法を使って分析していた。当時、FMC (Fixed Mobile Convergence)やIP電話の仕事をしていたので、何かヒントが得られることがないか、やたらと細かな表が出てくる内容をよくわからないながらも真剣に読んだ。この本で、ロックイン効果、WTP (Will to Pay)、コンジョイント分析、需要の価格弾力性、といった用語と適用法を初めて学んだのではないだろうか。あの本に書かれた内容が、実は行動経済学の研究につながってい
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ネタバレ本書は経済学の歴史を分かり易くひも解いていて、最新の経済学の方向性も示している良書。単純な行動経済学の解説本ではなく、経済学全体をマクロに捉えるには非常に分かり易い本であった。
・本書は平易な言葉で中身のレベルは落とさずに、通常の行動経済学より広いテーマを扱っている。
・古典経済学では人間は自分の利益を優先するものであり、利己的で合理的な人間をホモエコノミカスという。
・人間の心には、基準となる金額をベースにして、それよりも利得となる場合よりも、損失となる場合を非常に嫌う。これを損失回避効果という。同じ金額でも損失効果は2~3倍大きい。
・20世紀は物理学の時代、21世紀は生命科学とくに脳科学 -
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ネタバレ行動経済学を軸として、経済学全般の紹介もしながら、行動経済学との違いを記載していくスタイル。
ライトに行動経済学を学びたい人にはオススメですが、学者が書いているためポップではない点は注意。教科書読むのとか好きじゃない人にはラリホー効果あるかも。
以下、備忘のためのまとめ
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■古典経済学との違い
・人間は合理的に動くのか?
大学受験するか、正社員になるかを検討するとき、
大学に受かる可能性×効用+落ちたとき×効用と
最初から正社員になる効用を比べる。
しかし、以下の点でそう合理的には選択しない
①選択肢は与えられるものではなく生み出すもの
②可能性は一義的では