依田高典のレビュー一覧

  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理
    2014.04.13 行動経済学の入門書。歴史上の経済学者を紹介しながら行動経済学の要点を解説しており、この学問の入り口に立つことができる。ただ、個人的には数式が多く少々苦戦した。どこまで理解できたのか?甚だ疑問がのこる。あー数学が弱くて困る。
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理
    人間の限定合理性を前提とした新しい経済学である行動経済学を概観できる新書。禁煙のコンジョイント分析など、具体的な事例もまじえ、幅広いトピックを扱っている。比較的わかりやすく書かれているとは思うが、いかんせん、数式による説明も多く、すんなりとは読み進められなかった。ヒューリスティクスやフレーミング効果...続きを読む
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理
    行動経済学の講義を聴いているような感じで、良く言えば網羅的、悪く言えば退屈な印象でした。
    あまり判りやすい内容ではありませんが、有名な「囚人のジレンマ」が実験では理論通りにいかないというのは初めて知りました。何も知らない人が読むには難しいし、判ってる人が読むには表面的な紹介にとどまる感じでちょっと中...続きを読む
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理
    依田高典著「行動経済学」中公新書(2010)
    完全無欠な人間が完全な情報を得て正しい判断をする、これが経済学者が仮定している世の中です。しかし現実はこのような人間はほぼ存在しません。情報が多く、買い物をしたあとでもっと安いお店や商品を知って後悔する。正しい判断がいつも実行できるわけではなく、禁煙やダ...続きを読む
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理
    伝統的な経済学は『完全に合理的で損をしない人間』をモデルに構築された学問。しかしそんな人間は果たしているのだろうか?人間は必ずしも合理的行動をする生き物ではない、時には感情的になったり、単に好きなものに突っ走ったり、ジレンマに陥ったり、弥縫策を講じたり、情に絆されたり。これまでの伝統的な経済学から脱...続きを読む
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理
    人間は完全合理的な行動は行わないということは分かるが、この学問に終わりはないのではないかという気がする。新たに知った経済学用語としては、ヒューリスティックス、時間選好、割引効用アノマリー、期待効用アノマリー、など。ゲーム理論は囚人のジレンマ程度しかしらないが、もっと深く学ぼうと思う。数学の知識が必要...続きを読む
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理
     人間の経済活動は感情に左右されるということを、経済学的な数式や様々な事例から解説した本。元々経済学における経済人(ホモ・エコノミクス)は効用最大化を合理的に追求することが前提になっている。

     ところが、実際の人間の行動は非合理的ある。効用の最大化を四六時中考えているわけではない。その例としては...続きを読む
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理
    難しかったなー。でも興味があったので読んでみた一冊。授業に行動経済学があれば喜んでとるのにないから残念・・・
    人間の心理を経済学に反映させると、期待している結果と違うものが出てくる、そこには数字だけでは図れないものが存在し、それを理論的に無理やり説明している学問。
    マーケティングなんかもこれにかかわ...続きを読む
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理
    [ 内容 ]
    完全無欠な人間が完全な情報を得て正しい判断をする―これが経済学の仮定する経済人である。
    だが、現実にはこのような人間はいない。
    情報はあまりに多く、買い物をしたあとでもっと安い店を知って後悔する。
    正しい判断がいつも実行できるわけではなく、禁煙やダイエットも失敗しがちだ。
    本書は、この...続きを読む
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理
    随所に数式らしきものが入ってくるが、
    特に記にせず読み進めることをおすすめする。行動経済学の学術的進展がわかる。
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理
    行動経済学についてダイジェスト的にたくさん書いている。

    参考になった所
    第4章アディクション(嗜癖)
    合理的アディクション
    タバコの行動モデル
    コンジョイント分析
    行動経済学的に見た喫煙
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理
    行動経済学の入門用教科書といった感じ。個人的には苦手な定理・数式が多かったように感じられたため、重複部分も多い『行動経済学 経済は「感情」で動いている 』(友野 典男 )の方が読みやすかった。
    内容としては「広く浅く」紹介されている。
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理
    伝統的経済学は、人は完全合理的なホモエコノミクスとして振る舞うとされた。しかし、それでは説明できない事例が多く、新しい解釈が必要になった。そこで発達したのが、行動経済学である。行動経済学では、完全合理的から、限定合理的へと発想をシフトしている。つまり、限られた知識、記憶、時間のなかで、まぁこんなもの...続きを読む
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理
    経済学は、現実社会から乖離していたが、ようやく行動経済学としてしきり直したのだな、と感じた。経済学が学問なのか、端に偏屈な人間のアディクションなのか、考えてしまった。
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理
    (S)
     行動経済学の触りについて解説した本。ヒューリスティックに代表される、キャッチーな内容から始まり、従来の経済学からの変遷や位置づけなど、学術的立ち位置も説明する。
     行動経済学を語る上ではずせない確率論についても、簡単な部分のみ解説している。最後にはゲーム理論まで話を持って行き、行動経済学を...続きを読む
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    ビジネスパーソンには不向き

    数式がたくさん出てきてしかも縦書きで苦痛。
    「今の一万円と一年後の一万円千円はどちらが得か」という命題を出してから歴史の話になり、例え話が出てきて、話が脱線してなかなか結論が出てこない。
    時間が無くて結論重視のビジネスパーソンには向かないと思う。