依田高典のレビュー一覧

  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    Posted by ブクログ

    2014.04.13 行動経済学の入門書。歴史上の経済学者を紹介しながら行動経済学の要点を解説しており、この学問の入り口に立つことができる。ただ、個人的には数式が多く少々苦戦した。どこまで理解できたのか?甚だ疑問がのこる。あー数学が弱くて困る。

    0
    2014年04月14日
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    Posted by ブクログ

    人間の限定合理性を前提とした新しい経済学である行動経済学を概観できる新書。禁煙のコンジョイント分析など、具体的な事例もまじえ、幅広いトピックを扱っている。比較的わかりやすく書かれているとは思うが、いかんせん、数式による説明も多く、すんなりとは読み進められなかった。ヒューリスティクスやフレーミング効果という概念を知ることができたのは有益だった。

    0
    2013年11月23日
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    Posted by ブクログ

    行動経済学の講義を聴いているような感じで、良く言えば網羅的、悪く言えば退屈な印象でした。
    あまり判りやすい内容ではありませんが、有名な「囚人のジレンマ」が実験では理論通りにいかないというのは初めて知りました。何も知らない人が読むには難しいし、判ってる人が読むには表面的な紹介にとどまる感じでちょっと中途半端な感じです。行動経済学の歴史を知るには丁度いいかもしれません。

    0
    2012年02月02日
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    Posted by ブクログ

    依田高典著「行動経済学」中公新書(2010)
    完全無欠な人間が完全な情報を得て正しい判断をする、これが経済学者が仮定している世の中です。しかし現実はこのような人間はほぼ存在しません。情報が多く、買い物をしたあとでもっと安いお店や商品を知って後悔する。正しい判断がいつも実行できるわけではなく、禁煙やダイエットも失敗することがおおい。本書はこのような人間の特性の行動を考慮した経済である「行動経済学」について紹介をして、経済学という学問の中での「行動経済学」の位置づけを理論的に説明している良著だと個人的に感じます。経済学がすべて合理的なわけではなく、人間の心理的な要因も多分に世の中の動きに関わるとい

    0
    2011年11月26日
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    Posted by ブクログ

    伝統的な経済学は『完全に合理的で損をしない人間』をモデルに構築された学問。しかしそんな人間は果たしているのだろうか?人間は必ずしも合理的行動をする生き物ではない、時には感情的になったり、単に好きなものに突っ走ったり、ジレンマに陥ったり、弥縫策を講じたり、情に絆されたり。これまでの伝統的な経済学から脱却して、非合理的な行動を取る人間の行動を基に再構築した学問が行動経済学です。

    残念なのは、行動経済学の歴史を遡って解説している紙幅が多く、また数理経済学?の解説も分かりにくくて、退屈に感じました。僕は数字弱いので読むのが苦痛でしたが(笑)反対に数字に強い人が読んだら面白く感じるかもしれません。

    0
    2011年11月24日
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    Posted by ブクログ

    人間は完全合理的な行動は行わないということは分かるが、この学問に終わりはないのではないかという気がする。新たに知った経済学用語としては、ヒューリスティックス、時間選好、割引効用アノマリー、期待効用アノマリー、など。ゲーム理論は囚人のジレンマ程度しかしらないが、もっと深く学ぼうと思う。数学の知識が必要。

    0
    2011年07月09日
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     人間の経済活動は感情に左右されるということを、経済学的な数式や様々な事例から解説した本。元々経済学における経済人(ホモ・エコノミクス)は効用最大化を合理的に追求することが前提になっている。

     ところが、実際の人間の行動は非合理的ある。効用の最大化を四六時中考えているわけではない。その例としては、貯蓄に回すはずのお金をあっという間に消費してしまう、タバコやパチンコは損をするとわかっていながら止められない(嗜癖/アディクション)、つい食べ過ぎてダイエットに失敗してしまうといった行動に見られる。

     そのことはハーバート・サイモンの「限定合理性」の説に表れています。すなわち、

    ①選択肢は

    0
    2011年06月18日
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    Posted by ブクログ

    難しかったなー。でも興味があったので読んでみた一冊。授業に行動経済学があれば喜んでとるのにないから残念・・・
    人間の心理を経済学に反映させると、期待している結果と違うものが出てくる、そこには数字だけでは図れないものが存在し、それを理論的に無理やり説明している学問。
    マーケティングなんかもこれにかかわってくるのだなぁと感じ、マーケティングと行動経済学についてはこれからも勉強していこうかなと思った!

    0
    2011年04月10日
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    完全無欠な人間が完全な情報を得て正しい判断をする―これが経済学の仮定する経済人である。
    だが、現実にはこのような人間はいない。
    情報はあまりに多く、買い物をしたあとでもっと安い店を知って後悔する。
    正しい判断がいつも実行できるわけではなく、禁煙やダイエットも失敗しがちだ。
    本書は、このような人間の特性に即した「行動経済学」を経済学史の中に位置づけ直し、その理論、可能性を詳しく紹介する。

    [ 目次 ]
    第1章 行動経済学とはなにか
    第2章 時間上の選択
    第3章 不確実性下の選択
    第4章 アディクション
    第5章 ゲーム理論と利他性
    第6章 行動経済学の挑戦

    [ POP ]


    0
    2011年04月04日
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    Posted by ブクログ

    随所に数式らしきものが入ってくるが、
    特に記にせず読み進めることをおすすめする。行動経済学の学術的進展がわかる。

    0
    2011年03月26日
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    Posted by ブクログ

    行動経済学についてダイジェスト的にたくさん書いている。

    参考になった所
    第4章アディクション(嗜癖)
    合理的アディクション
    タバコの行動モデル
    コンジョイント分析
    行動経済学的に見た喫煙

    0
    2011年03月09日
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    Posted by ブクログ

    行動経済学の入門用教科書といった感じ。個人的には苦手な定理・数式が多かったように感じられたため、重複部分も多い『行動経済学 経済は「感情」で動いている 』(友野 典男 )の方が読みやすかった。
    内容としては「広く浅く」紹介されている。

    0
    2011年02月04日
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    Posted by ブクログ

    伝統的経済学は、人は完全合理的なホモエコノミクスとして振る舞うとされた。しかし、それでは説明できない事例が多く、新しい解釈が必要になった。そこで発達したのが、行動経済学である。行動経済学では、完全合理的から、限定合理的へと発想をシフトしている。つまり、限られた知識、記憶、時間のなかで、まぁこんなものかと最適でなくても満足できる選択肢を探すのである。この簡便化された意思決定プロセスはヒューリスティックと呼ばれ心理学や脳科学の視点をいれて発展している。
    効用の話など、馴染みの無い人には難しいが、経済学の歴史的流れがよくわかる。

    0
    2010年09月12日
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    Posted by ブクログ

    経済学は、現実社会から乖離していたが、ようやく行動経済学としてしきり直したのだな、と感じた。経済学が学問なのか、端に偏屈な人間のアディクションなのか、考えてしまった。

    0
    2010年08月14日
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    Posted by ブクログ

    (S)
     行動経済学の触りについて解説した本。ヒューリスティックに代表される、キャッチーな内容から始まり、従来の経済学からの変遷や位置づけなど、学術的立ち位置も説明する。
     行動経済学を語る上ではずせない確率論についても、簡単な部分のみ解説している。最後にはゲーム理論まで話を持って行き、行動経済学をベースにした学問が現実的にどのように貢献するかを語っている。
     教養としての行動経済学を知るには適した良著。

    0
    2010年06月05日
  • 行動経済学 感情に揺れる経済心理

    購入済み

    ビジネスパーソンには不向き

    数式がたくさん出てきてしかも縦書きで苦痛。
    「今の一万円と一年後の一万円千円はどちらが得か」という命題を出してから歴史の話になり、例え話が出てきて、話が脱線してなかなか結論が出てこない。
    時間が無くて結論重視のビジネスパーソンには向かないと思う。

    0
    2017年04月07日