花田清輝のレビュー一覧

  • 復興期の精神

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    ルネサンス→戦後をどうやって生き延びるか。

    何の留保もなくおもしろい、というのが名著の一つの条件であると信じている。
    理由は探せば出てくるだろう。
    背景も何もなく、ただ言葉の力にひれ伏すのみ。

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    2010年01月15日
  • 復興期の精神

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     出版されたのは1946年10月とまさに「復興期」であるが、中に収められたエッセイの大部分が太平洋戦争の最中である41年から43年に書かれている。つまり、復興論の正体は抵抗論でもあるということ。
     西欧ルネッサンス期の有名人達を大胆なレトリックを用いて論じたと言われる本書は、その修辞技法の縦横無尽っぷりだけでも楽しめるが、やはり一番のポイントとなるのはそのレトリックというものが、常に、言論統制という「現実」と相対するための必然に迫られた上であったと言う事。そう、日本文学に於いて三島由紀夫や阿部公房、村上春樹といった巧みなレトリックの使い手は多く存在したが、それは時に自己目的化され著者の自意識の

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    2011年12月17日
  • 鳥獣戯話 小説平家

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    面白かった。

    なんていうかこの人のちょっと人の悪いユーモアみたいのが大好き。

    わたしは歴史好きだけど昨今の歴女(笑)みたいな方面にはあまり興味なくてこういう些細で地味なものが好きだから。

    正史の人物に焦点を当てた大胆な考察(小説)を見せてくれてます。

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    2010年05月23日
  • 恥部の思想 現代日本のエッセイ

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    映画とかの評論が多いが、癖のある作家なので真意をくみ取ることが肝要。でも反社会勢力とつきあっている、なんて今じゃ堂々といえないね。

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    2024年06月26日
  • 復興期の精神

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    この種の批評はもはや散文詩であって、いま批評としては有効ではないだろう。面白くなかったかと言われたら、面白いところもあったけれど。

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    2015年04月14日
  • 随筆三国志

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    なかなか独創的な主張を展開されている。
    しかしながらほとんど共感できなかった。
    それでも面白かったら善しとしよう。

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    2009年10月04日
  • 俳優修業

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    「花田清輝もいままで遠巻きに見てたかんじだけど、この文庫は買ってみるつもりです」
    「『文庫』の大航海。」(杉浦日向子+佐高信)
    『日本人の死角』(徳間書店、1993.9.30所収)

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    2009年10月04日