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十年の歳月をかけて取材執筆、ハルバースタム最後の作品
1950年、北朝鮮軍の南進により勃発した朝鮮戦争。反共の名の下に、参戦を決定したアメリカだったが、それは過酷極まりない戦争への突入だった。スターリン、金日成、トルーマン、マッカーサー、毛沢東―時の指導者たちが抱いた野望と誤算、彼らに翻弄され凍土に消えた兵士たちの血の肉声…その全てから、あの戦争の全貌に迫る。
【目次】
第1部 雲山の警告
第2部 暗い日々―北朝鮮人民軍が南進
第3部 ワシントン、参戦へ
第4部 欧州優先か、アジア優先か
第5部 詰めの一手になるか―北朝鮮軍、釜山へ
第6部 マッカーサーが流れをかえる―仁川上陸
第7部 三十八度線の北へ
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2018年06月05日
「戦争はクリスマスまで終わる」仁川上陸作戦に成功し平壌を占拠した連合軍はマッカーサーを筆頭に楽勝気分に浮かれていた。第8軍のカイザー少将は1950年10月25日に「われわれは帰途につく。もうすぐだ。クリスマスまでにだ。命令が出ている」と士官らに語った。連合軍の一部はすでに鴨緑江に達していたが、戦線は...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月05日
重量級の朝鮮戦争ドキュメント。アメリカの政府・軍上層部内(中朝露側も少々)の駆け引きと誤算、前線で戦った将校・兵士らの証言からなる。中央と前線の対比が読みどころ。また、マッカーサーという特異な個性もひとつの主役になっている。
アメリカにとって朝鮮戦争は忘れられた戦争である。引き分けるために多くの血...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月19日
著者が長年のジャーナリスト経験で築き上げた思い込みを基礎にして構築した朝鮮戦争にまつわる物語。読み物としては面白い。
著者の主観、登場人物の主観、客観的評価が渾然一体となった文章なので、ノンフィクション風味の物語として読むべきだろうと考える。
例えば、日本の朝鮮支配に関する一面的記述は、著者の思い込...続きを読む
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