筺底のエルピス -絶滅前線-

筺底のエルピス -絶滅前線-

649円 (税込)

3pt

人類の存亡をかけた影なる戦い。

殺戮因果連鎖憑依体――

古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。
日本の暗部である《門部》は、不可視の存在を網膜に投影する改造眼球『天眼』と、時を止める超常の柩『停時フィールド』を武器とし、そのプログラムを追い立て、狩り、そして葬り続けてきた鬼狩りの組織だ。

時は現代。

百刈圭(ももかり・けい)と、乾叶(いぬい・かなえ)――心に傷を抱えて戦う二人が遭遇したのは、歴史上、たった六体しか確認されていない《白鬼》だった。
叶の親友に憑依したその鬼を巡って組織が揺れる中、黒ずくめの刺客《ゲオルギウス会》が動き始める。それは日本を守護する《門部》と同じように、ヨーロッパで連綿と戦い続けてきたもうひとつの鬼狩りの組織――バチカンの狩人たちだった。

《白鬼》とは何か。二つの組織の衝突はいかなる戦いを引き起こすのか。そして、滅亡を防ぐ希望はあるのか。

人類の存亡をかけて戦う、影なる戦士たちの一大叙事詩が、いま語られる。
気鋭・オキシタケヒコが描く異能バトルアクションシリーズ。イラストは各方面で活躍中のtoi8が担当。

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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  • 筺底のエルピス -絶滅前線-
    649円 (税込)
    人類の存亡をかけた影なる戦い。 殺戮因果連鎖憑依体―― 古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。 日本の暗部である《門部》は、不可視の存在を網膜に投影する改造眼球『天眼』と、時を止める超常の柩『停時フィールド』を武器とし、そのプログラムを追い立て、狩り、そして葬り続けてきた鬼狩りの組織だ。 時は現代。 百刈圭(ももかり・けい)と、乾叶(いぬい・かなえ)――心に傷を抱えて戦う二人が遭遇したのは、歴史上、たった六体しか確認されていない《白鬼》だった。 叶の親友に憑依したその鬼を巡って組織が揺れる中、黒ずくめの刺客《ゲオルギウス会》が動き始める。それは日本を守護する《門部》と同じように、ヨーロッパで連綿と戦い続けてきたもうひとつの鬼狩りの組織――バチカンの狩人たちだった。 《白鬼》とは何か。二つの組織の衝突はいかなる戦いを引き起こすのか。そして、滅亡を防ぐ希望はあるのか。 人類の存亡をかけて戦う、影なる戦士たちの一大叙事詩が、いま語られる。 気鋭・オキシタケヒコが描く異能バトルアクションシリーズ。イラストは各方面で活躍中のtoi8が担当。 ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
  • 筺底のエルピス2 -夏の終わり-
    693円 (税込)
    新たなる柩使いたち。《門部》最大の危機。 殺戮因果連鎖憑依体―― 古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。 人類の世界にこれまで六度、虐殺と大戦争をもたらしてきたという白い鬼。その七体目の憑依者を巡るバチカンとの戦いを経て、ひとりの少女を保護することになった《門部》だったが、流星群が天を薙ぐ真夏の一幕の裏で、世界の運命は大きく狂いだそうとしていた。 謎に包まれた第三の鬼狩り組織の襲来。情報統制を敷く《門部》式務。そして、それに抗おうとする離反者たち。様々な思惑が交錯する中、恐るべき柩使いと青鬼の出現によって、平和な夏が切り刻まれていく。 第三勢力《THE EYE》とはいかなる組織なのか。式務が隠し通そうとする秘密とは何なのか。そして《白鬼》を守るべく戦う封伐員・百刈圭たち待ち受ける、恐るべき運命とは――。 人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩、激動の第二章。 『波の手紙が響くとき』でも好評を博す、オキシタケヒコが手がけるSF異能バトルアクションシリーズ第二弾。 イラストは各方面で活躍中のtoi8が担当。 ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
  • 筺底のエルピス3 -狩人のサーカス-
    671円 (税込)
    起死回生の一手。たとえ全てを失っても。  殺戮因果連鎖憑依体――  古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。それを滅ぼす一団であった《門部》は、同じ目的を持ちながらもはるかに巨大なゲート組織――《I》なる不死者たちの侵攻によって陥落した。  乾叶と百刈圭をはじめとする数名は、辛くも難を逃れて決死の逃避行を図るが、そんな彼らを狩るべく、かつては同僚であった恐るべき狩人が動き始める。さらにはその裏で、世界そのものが滅亡への歩みを静かに加速し始めてもいた。  強大すぎる敵に対し、《門部》が「負けないため」の作戦――秘されたその真意とは何か。そして、進み始めた世界崩壊の真実とは。  人類の世界にこれまで六度、虐殺と大戦争をもたらしてきたという白い鬼を巡る、《門部》、《ゲオルギウス会》、そして《I》という三つのゲート組織の抗争が、ついに佳境の時を迎える。  人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩、悲劇の第三章。『波の手紙が響くとき』でも好評を博す、オキシタケヒコが手がけるSF異能バトルアクションシリーズ第三弾。 ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
  • 筺底のエルピス4 -廃棄未来-
    825円 (税込)
    すべてを取り戻すための、最悪なる希望。 殺戮因果連鎖憑依体―― 古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。 それを消滅させられる唯一の手段を失い、世界は今や、確実なる滅亡へと突き進もうとしていた。 白鬼の憑依者である少女、朋之浦結を守り続ける《門部》の逃亡者たちが、《ゲオルギウス会》の祓魔師たちを巻き込んでまでして組み立てた起死回生の一手も、あえなく瓦解した。 あまりにも邪悪な《エンブリオ》なる存在と、数奇な運命に翻弄される狙撃手の少女が、屍を積み上げながら獲物たちを追い続ける。 残された希望は、すでに命を落とした戦略家、間白田俊彦が残した『負けない策』のみ。 その真相に辿り着いたとき、白鬼の少女と《門部》の面々――百刈圭、乾叶、貴治崎花、朱鷺川ひかえ、そして百刈燈は、いかなる選択を強いられるのか。 世界のすべてを包み込まんと膨れあがる死の連鎖の果てに、はたして誰が『鍵』となり、『過去の改変』という救済を掴み取ることができるのか。 人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩。失われた過去を取り戻すため、最悪なる希望が奏でる混沌の第4弾。 ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
  • 筺底のエルピス5 -迷い子たちの一歩-
    814円 (税込)
    癒やせぬ傷を抱え、狩人たちは前を向く。 殺戮因果連鎖憑依体―― 古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。 だが、その脅威に立ち向かうべき狩人たちは、断絶を経た長い歴史の結果として、不毛な衝突を続けていた。 白い鬼の出現によって口火が切られた組織間抗争こそ無事終結したものの、未来を切り捨てる戦の果てに、多くの者が傷つき、道を見失う。 背負う重責に震える者。慢心の罠に陥る者。無能さを悔やむ者。自身との軋轢に苦しむ者。欲望へと走る者。救いたい者を救えぬ者。そして地獄から流れ着き、独房でひとり、静かな狂気に沈もうとする者。そんな彼らを立ち上がらせるのは、はたして誰による、いかなる選択なのか。 新たなる鬼の脅威。秘密の開示の先に待つ、太古の闇。 時を超える旅によって増殖し、この世にふたり存在することになった乾叶を渦の中心として、歴史の背後に潜んでいた数多の謎も浮上を始める。 残酷な運命に抗うべく、傷だらけの迷い子たちがそれぞれ踏み出す、新たな一歩とは。 人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩。再起と転換の第5弾。 ※「ガ報」付き! ※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
  • 筺底のエルピス6 -四百億の昼と夜-
    825円 (税込)
    ゲート組織の過去に広がる、巨大な真相――。 殺戮因果連鎖憑依体―― 古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。未来を閉ざすその脅威に立ち向かうためには、衝突や非干渉を続けてきた鬼狩りの派閥――三つのゲート組織を和解させる必要があった。 バチカンの《ゲオルギウス会》との同盟が締結された今、日本の《門部》と敵対するゲート組織は不死者の軍勢《I》のみ。組織の裁定権を握る式務の一員となった百刈圭は、和解交渉の特使として、世界を牛耳る巨大な秘密結社のもとに赴くこととなる。 一方その頃、鬼狩りの訓練生となった若者たちも、各ゲート組織に君臨する異星知性体の目的を独自に考察しようとしていた。海を隔てた二つの場所で、真実に肉薄していく彼らが目の当たりにする、星界の影に覆われた、この世の真の様相とは。 不死者の首魁《プロフェッサー》と対峙し、夜空を見上げ、すべての真相にたどり着いたその先で、若き狩人たちが足を踏み出すことになる標なき道は、果たして、いかなる荒野へと続くのか――。 人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩。終わりが始まる、継続の第6弾。 ※「ガ報」付き! ※特別カラーちらし「ゲキ推し!!ガガガラブコメ ラインアップ」付き ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
  • 筺底のエルピス7 -継続の繋ぎ手-
    825円 (税込)
    終わりを拒み、未来を繋げ。 殺戮因果連鎖憑依体―― 古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきた、殺意の媒介者を狩る三つのゲート組織が、突如陥落した。月に鎮座する異星知性体によって、三体の地上端末が一斉に掌握されてしまったのだ。彼らのネットワーク攻撃によって、ローマの祓魔師たちと全世界の不死者が瞬時に制圧されてしまうという危機の中、同様に沈黙した《門部》本部の地下聖域では、阿黍宗佑が第二心臓を埋め込まれ、無敵の刺客として復活しようとしていた。 異星知性体の目的は、悠久の時と歴史を使い捨ててまでして求め続けた宝――白鬼の奪取。 超人と化した阿黍が復活し、朋之浦結の確保に動き出せば、すべてが終わる。白鬼である彼女が星の彼方に連れ去られてしまうことになれば、三つのワームホールゲートも地上から撤去され、残された人類は鬼への対抗手段を失い、滅亡が確定するのだ。 打開のために残されたタイムリミットは、わずか数十分。すべてを託された百刈圭と、彼が率いる狩人たちは、断ち切られた希望の糸を繋ぎ直すべく、伏魔殿と化した《門部》本部の攻略戦に、いかに挑むのか――。 人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩。終焉を拒絶する、反撃の第7弾。 ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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筺底のエルピス -絶滅前線- のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年04月08日

    何これ格好いい!面白い!!
    SF+伝奇風要素+異能バトル+その他諸々かっこいい要素盛り盛り(語彙力;;)で、夢中で読み進めちゃいました。

    停時フィールドの設定(制約とか、使い手による個性とか)が他の能力者ものとは一風変わってて面白い。1巻だけでもかなり多種多様だったのに、「なんかよくわからない能力...続きを読む

    0
    購入済み

    巻数に応じて面白さが跳ね上がる

    nas
    2021年09月28日

    1巻の時点で面白いなと思う話だったけど巻を重ねるごとに面白さが跳ね上がってヤバい
    2倍4倍8倍ぐらいの跳ね上がり方でここまで面白さとスケールの上がり方を感じれるシリーズは他にないんじゃなかろうか

    0

    Posted by ブクログ 2019年06月14日

    すごく面白かった。鬼狩りというよく見かける素材を使っているが、発想と料理の仕方がとても上手い。ぜひ全巻読みたい。

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月18日

    一気に読んでしまう程、テンポよく物語が進み、世界観に引き込まれた。鬼狩り、悪魔祓い、という、鬼滅や呪術のような伝奇要素にSF設定でガジェットの理論武装をし、ハンターハンターやマルドゥックシリーズのような異能バトル(ジョジョ、山田風太郎的?)が楽しめる。主人公たちの闘う動機も共感でき、キャラ立ちした登...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年11月02日

    ライトじゃない、ライトノベル。
    しっかりSFだけど、SFが少々苦手でも読むのがしんどくならない程度の設定なのもよかった。
    叶ちゃんの立場が色々しんどくて続きが気になる...

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月06日

    この原稿用紙の分量で、ギミックやSF的な専門知識を効果的に使いうまく物語をまとめ上げてあり、とても勉強になった。
    まだ序章といった程度なのでこれからどう展開していくのか楽しみである。

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月20日

    『結界師』のような能力バトルもの
    SF界隈の作者らしく能力が理屈っぽいが『円環少女』よりはふつうのライトノベル
    無難によくまとまっているが
    いくらなんでも能力が強力すぎる気がする
    能力者同士でなければ勝負にならないのでは
    2巻も出ているのでそのあたりどうなるか

    0

    Posted by ブクログ 2016年05月04日

    殺戮因果連鎖憑依体――古来から「鬼」や「悪魔」と呼ばれる存在だ。地球外生命体からもたらされた「能力」を用いて,殺戮因果連鎖憑依体を祓う機関、「門部(かどべ)」。巫女の力にて鬼を祓う日本の討伐機関。類まれなる才能を持つ若き封伐員・百刈圭は、両親の仇である鬼と戦うため、今宵も闇を駆ける。
    いろいろ詰め込...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年03月05日

    今まで手にしていなかったガガガ文庫ということで星ひとつサービス。中高生にはどのようなものがウケているのか気になっていた。夢枕獏さんのキマイラやサイコダイバー、陰陽師などの世界観が今の時代ではこういった軽めの文体で引き継がれているのかも。しかし武器の仕組みには異星?のテクノロジー。根底にSF的世界観も...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月19日

    ★いつの日かその繰り返しの中で(p.294)
    ・「鬼」を討伐する組織。/「鬼」による人類の、百余年後の絶滅はすでに確定している。/門部の封伐員である叶の親友、結に「白鬼」が憑いた。/白鬼の存在を知った別組織の祓魔師襲来。/白鬼の危険性とは?/そして圭にとって因縁の鬼が現れる。/エルピスなので筺はパン...続きを読む

    0

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