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Posted by ブクログ 2017年08月01日
ベスト級の傑作。日本ミステリ三大奇書の一つで、アンチミステリという言葉が本来指し示す唯一のミステリ。その酩酊感とペダンティックな内容は奇書好きにはたまらない。そして結末はミステリ史に名を残すもの。現実が虚構に飲み込まれ、すべてのミステリが本作を機に一度死んだとも言える。ミステリファンなら絶対に読んで...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月25日
ずっと読んでみたいと思っていたが、意外に面白く、読みやすくてびっくりした。(他二つは挫折中…)
警察が事故死と処理した事で、刑事も介入しない。
古き良き時代の探偵、推理小説が続々と登場!あらすじや犯人になんかにも触れていて、知っていれば更に面白いし、そちらも読んでみたくなる。
さすが東大?!頭の回...続きを読む
冷静に読むと随所に伏線があり、この本を奇書たらしめる準備は既に序章で完成していて、思わず感嘆。普通のミステリー感覚でいた初読時にモヤモヤさせられた推理くらべも、今読むと別のフラストレーションを生まずにはおらぬ。
ところで、真名子肇って十蘭の『魔都』の登場人物と関係あるのかな?
Posted by ブクログ 2017年01月16日
ミステリー成立の条件に対して懐疑を挟むことで、アンチミステリーになっている作品であると理解しました。
ミステリとは死者が生じ、事件となり、探偵が介入し、読者が楽しむという体裁をとる。しかしこのアンチミステリは逆に、娯楽を求める読者がいるから推理(合戦)があり、事件や死者があることを主張する。読者の視...続きを読む
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