わたしのいないテーブルで

わたしのいないテーブルで

1,699円 (税込)

8pt

コロナ禍の2020年春、手話通訳士の荒井尚人の家庭も様々な影響を被っていた。刑事である妻・みゆきは感染の危険にさらされながら勤務せざるを得ず、一方の荒井は休校、休園となった二人の娘の面倒を見るため手話通訳の仕事もできない。そんな中、旧知のNPOから、ある事件の被告人の支援チームへの協力依頼が来る。女性ろう者が、口論の末に実母を包丁で刺した傷害事件。聴者である母親との間にいったい何が? “家庭でのろう者の孤独”をテーマに描く、シリーズ最新作。

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わたしのいないテーブルで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月14日

    やはり、最高です。
    大ファンです。
    泣けます。

    4作目の本作はコロナ禍一年目の最中という設定。
    瞳美ちゃんもすっかり大きくなっている。

    ディナーテーブル症候群というのが
    タイトルにつながるのだが、
    家族の中で、
    自分が愛されていること、
    大切な存在だと扱われること、
    自分の意見を求められ聞いても...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月26日

    デフヴォイスシリーズ4作目。
    3作目まで読んで、やや満足した感じがあって、もういいかなとすら思っていたけれど、読んでよかったです。

    マジョリティであるはずの尚人が家族の中ではマイノリティであり、その孤独感というところがデフヴォイスシリーズに深みを持たせてきていたと思う。
    だけど、家族の中で一人だけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月24日

    シリーズの最新作であるこの作品は、今までて一番早く読み終えた。
    NHKのドラマも見たせいか、登場人物がかなり私の頭の中で整理されたからだろう。

    本を読んだことで、手話に対してある程度の認識を学んだ気にはなっていたが、改めてまだまだ足りていないことを思い知らされた。
    特にコロナ禍の学校給食で手話が取...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月13日

    シリーズ第4弾。自尊心がテーマかな。美和ちゃんや瞳美ちゃんがどんな大人になるのか、書き続けてほしいです。

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    Posted by ブクログ 2024年03月03日

    今回も、荒井一家の成長とともに。
    聞こえない者の人権っていうか、存在について考えた。
    聞こえないから意見言えないから
    でも、それは彼らがなにも考えてないわけ、ではないよね。

    人として生きていくのに必要なものって?
    自尊心だと思うんだ
    というくだりがあった。

    聞こえない人にとって、今の世の中は自尊...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月25日

    今回はコロナ禍の下、ろう者社会と主人公の家族に起きた出来事をドキュメント風に描かれていた。同時期に現実社会で起きていたことも取り入れられていたのでより実感がわいた。聴こえる者の中でただ一人聴こえない者、聴こえない者の中でただ一人聴こえる者、どちらも孤独なんだとよく理解できた。難しい問題だけど決して目...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月23日

    手話通訳士の荒井。ろう者の娘が料理中に聴者の母親を刺す傷害事件発生。黙秘する娘の心を開けるのか。

    傑作。同じ日本という国で生きていても、話せるか聴こえるかでこれほどまで意思伝達出来ないのかと驚く。デフ・ヴォイスシリーズ今後も続くことを心から望む。

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    Posted by ブクログ 2023年06月20日

    これでスピンオフ除いたらデフヴォイスシリーズ完読です
    どれも、とてもいい本でした

    コロナ禍で、ろう者のコミュニケーションが難しくなっている
    そんなニュースを見たとき確かに口の動きや表情が見えにくくなるから全然わからないだろうなと。マスクを外すなんていい顔されなかっただろうし…

    特集、という形でわ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月05日

     今回も感動しました。続編希望。
     はやり家族なのに、いや家族だからこそ分かり合えないってこと多いだよな。

     話は変わるが、短編もしくは1話完結でもいいので、スピンオフで司や兄夫婦から見た物語も読んでみたいなと思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月19日

    今回も家族について、教えてもらえる事が多かった。ろう者が聴者家族の間での会話に十分参加できず、疎外感を覚えている状態「ディナーテーブル症候群」があること。
    家族の団欒を深く考えるきっかけとなる。
    次作も楽しみ。

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