警察庁長官を撃った男(新潮文庫)

警察庁長官を撃った男(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

1995年3月、日本中を震撼した国松孝次警察庁長官狙撃事件。特別捜査本部を主導する警視庁公安部がオウム犯行説に固執する一方、刑事部は中村泰なる老スナイパーから詳細な自供を得ていた。だが、特捜本部は中村逮捕に踏み切らず、事件は時効を迎えてしまう。警察内部の出世とメンツをかけた暗闘や、中村の詳細な証言内容など極秘捜査の深層を抉るノンフィクション。

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警察庁長官を撃った男(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    上司に勧められて読みました。
    とにかく面白くて、読む手が止まらなかった。
    自分はこの時まだまだ幼くて、正直、この話の舞台すら知りません。しかし、歴史として日本で大変なことがあったのだと言うことは認識しています。
    真実が全てこの物語に詰め込まれているのではないかと思うくらいよく調べられており、興味深い

    0
    2022年09月23日

    Posted by ブクログ

    面白すぎて夢中で読みました。

    時効を向えてしまった「国松警察庁長官狙撃事件」にいた、有力容疑者についての本です。

    その男「中村泰」の人生の凄まじさに、目を丸くしました。大量の銃器を日本に持ち込んで保管していた事実など、
    驚きの事実。

    ここまで明白な証拠が揃いながら、自分たちのメンツのために警察

    0
    2020年12月27日

    Posted by ブクログ

    1995年に起こった地下鉄サリン事件。その直後、当時警察庁長官であった圀松氏が自宅マンションから登庁途中に狙撃される事件が発生しました。犯人はオウム真理教信者であった警察官という見立ての中で、犯人は特定できず時効を迎えました。
    実は、この事件には自らの犯行である旨を供述している中村という人物が存在し

    0
    2019年02月03日

    Posted by ブクログ

    これは凄いなー。警察庁長官狙撃事件はオウムへの捜査を強化させるための謀略であり実行したのは中村某だった、さらに警察側はオウムにテロ組織としての印象を残す為にこの事実を無視して時効を迎えさせた、って、ダブル謀略が克明に描かれてる。この中村某の人生にも興味が尽きないし、当時の警察の体制にも疑問が尽きない

    0
    2018年02月05日

    Posted by ブクログ

    [冷静に狂った男たち]地下鉄サリン事件の衝撃が醒めやらぬ中で、日本社会を震撼させた國松警察庁長官狙撃事件。2010年にこの事件は時効を迎えることになっており、事実、その時効は成立したのであるが、その直前になって「私がやりました」と突如名乗り出た男が存在した......。捜査路線をめぐる警察内部の対立

    0
    2015年10月05日

    Posted by ブクログ

     地下鉄サリン事件で日本中が騒然としているなか、警察庁長官が何者かによって狙撃された事件。当初から強制調査に抵抗したオウム真理教の犯行と疑われた。警察はメンツにかけて犯人逮捕に動くが、サリン事件とオウム真理教への強制捜査で人員を奪われた刑事部は、長官狙撃事件にまで捜査員をあてることが無理だった。
     

    0
    2017年08月15日

    Posted by ブクログ

    最初に頭に浮かんだのがデ・ニーロ演じる『タクシードライバー』の孤独な主人公。読み進める内に、戦争でも始めるかのような人間武器庫振りに“ランボー”の原作『一人だけの軍隊』を思う。それなら、その謎に包まれた地下活動と卓越した射撃能力はゴルゴ13か?但、本書は純然たるノンフィクションであり、彼も銀幕のヒー

    0
    2012年12月13日

    Posted by ブクログ

    執念ともいえる長年の取材活動の末にたどり着いた結論がいとも簡単に当事者の保身のために葬り去られる。

    メディア情報を懐疑的にみているつもりでもやはり相当影響を受けてしまうことがあるんだと改めて痛感。

    久しぶりにものすごく引きこまれた一冊でした

    0
    2012年08月12日

    Posted by ブクログ

    1995年の警察庁長官狙撃事件について、警察が流していた「オウム真理教犯人説」ではなく、別に真犯人がいる(本人が認めている)という内容。

    真犯人がいることの意外性はあまりない。
    普通に捜査していればたどり着いたであろう容疑者を「オウムのテロだ」と決めつける警視庁公安幹部のメンツと引き換えに無視する

    0
    2025年08月21日

    Posted by ブクログ

    警察の保身とプライドの為真実が封殺される現実。 オウムの仕業と固執する警察。
    中村と呼ばれる老スナイパー(自白、証拠となる裏付けも次々と固められた)が現れるのにも関わらず警察がその真実をもみけした。
    歴代の公安部長達、そしてその後警視総監を歴任する者達の愚行としかいいようがない。

    この著者の取材力

    0
    2024年12月07日

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