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学校、ビジネス、英会話――こんなに勉強しているのに、いつまでたっても自然な英語がしゃべれないのはなぜ? それは日本語にはない英語コミュニケーション独特の「考え方」を理解していないから! 「独立」「つながり」「対等」という三つの核心をキーワードに、様々なシチュエーションでの会話やマナーを豊富な具体例とともに徹底解説。英語をマスターするにはまずは思考から! テレビ・ラジオなどで人気の著者が上達への道を伝授する。
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Posted by ブクログ
いのぽたラジオのYouTubeでゲストが紹介していた本。 まだ読み始めたばかりだけど、面白い! 知らなかった英語のイメージの豊かさと、軽妙洒脱な語り口が良いです
すごーく面白かった。 日本には建前と本音がある、そういうものだと子どものころから思っていたけど、英語圏にもそれはあるというお話。 P14「「タテマエ」というと日本の専売特許と思っている人もいるかもしれないが、それは違う。どのコミュニケーション文化にも「タテマエ」はある。ただ、みんなそれぞれ違うだけだ...続きを読む。」 P23「英語の核心は、「個/独立」と「つながり」という二つの欲求が、英語特有のバランスで成り立っているということが肝要である。英語は独特な、少なくとも日本人とは違ったかたちで、二つの「タテマエ」を形成している。」 一方で、日本の「タテマエ」に特徴的なのは「エンパシー(empathy)」だという。 P28「小学校の教室や校庭などに掲げられている学校の標語で昔からよく見かけるのは「おもいやり」だ。「おもいやり」に相当する英語はconsideration、thoughtfulnessなどいくつかあるが、「相手(他者)の立場で考える」というところまでは普通は意味しない。なぜなら、相手の立場に立つこと自体が、「個」=「独立」の原理に反することになりかねないからである。ズカズカと相手の立場に乗り込んではいけないのだ。「エンパシー」と「独立」のタテマエは原理的に衝突するが、英米文化では「独立」のほうが勝っているのである。」 なんと!そういうことか。おもしろい…! そして、そうしたコミュニケーションの文化は英語という言語そのものに組み込まれているのだと。 P11「英語の文法や慣用表現は「英会話」と核心においてつながっている。むしろ、この英語の核心を理解しなければ、やみくもに「英会話」修行の旅で放浪することになる。なにごとにもコツというものがある。それを体得することが上達への最短ルートだ。本書はその英語の「わかりかた」の道案内である。もう一度言おう。文法や慣用表現はコミュニケーションとつながっている。」 ということで、そうした英語のコミュニケーション(文化)が日本語とどう違っているかを説明するために、英語のいろいろな言い回しを紹介してくれているのが本書。 英語学習を続けるなかで、英語と日本語は何かが根本的に違うぞ、「英語(を話す人)の心が知りたい」という気持ちがむくむくわいてきていたわたしにとって、本当に興味深い1冊。
「個」と「つながり」は語用論 Brown & Levinsonの言うところのネガティブ・フェイス、ポジティブ・フェイスにそれぞれ対応しているような。英語ではなぜこの言い回しが失礼と考えられるのかなんとなく分かった気がする。
「英語というのはこんなふうな考え方をするコトバだよ」と、英語学習者に向けて、いろんな場面での例文などを豊富に紹介しながら教えてくれる。英語のような、大きく考え方も感じ方も異なる言葉を勉強するときに、どうしてこんな表現になるのか? 自分のひねり出した英作文ではなぜダメなのか? がわからなくて困ることが...続きを読む多い。そんな時に助けになると思う。必ずしも全面的に首肯はできないところもあるが、だいたいは実感とも合う。
英語学習する上で、なるべく暗記せずに理解して進めたく、Podcastで紹介されていた本書を読んでみました。英語話者の日本との文化の違いによる英語のニュアンスがおもしろかったです。独立を尊重して相手の領域に踏み込まない、ゆえにYouを主語にとって断定するのを避けること。また、対等さとつながりを維持する...続きを読む力学があり、それを阻害する極度の謙遜などが失礼に当たることなど、文化の違いが平易な例文とともに紹介されています。直接的に会話に使えるようになるにはまだ咀嚼が必要です。
日本人が把握しにくい英語のニュアンスを丁寧に解説した好著だ.英語の独立志向、つながり好み、タテマエの存在などを背景に有用な表現が満載だ.最近は英語を使う機会があまりないが、しっかり記憶にとどめておこう.can, may, must, should, willの使い方の解説が秀逸だ.
英語表現の核となる思考として「独立」「つながり」「対等」の重視を挙げ、その裏付けとなるような様々な表現方法を紹介しています。言い回しそのものは知っていても、その根底にある思考様式を知り、それと結びつけて捉え直すことで、新たな発見がありますね。
なるほどフムフムと思う箇所は多々あったし、英語の文例を交えて解説していてわかりやすかったけれど、少し前に読んだ「日本人の英文法」の方が読んでいて面白かった。 それに比べると、実践的ではあると思うが、少し上級者向けの内容だと思う。
訳すと同じ単語でも、イメージするものが微妙に違うんだなという…、英語というよりも、国として民族としての考え方の違い、文化の違いに注力しており、文化人類学みたいな本だった。 受験英語というよりも、ネイティブとか日常英会話向け?に思う。雑学として読むにも面白いかも。
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