サラ金の歴史 消費者金融と日本社会

サラ金の歴史 消費者金融と日本社会

1,078円 (税込)

5pt

個人への少額の融資を行ってきたサラ金や消費者金融は、多くのテレビCMや屋外看板で広く知られる。戦前の素人高利貸から質屋、団地金融などを経て変化した業界は、経済成長や金融技術の革新で躍進した。だが、バブル崩壊後、多重債務者や苛烈な取り立てによる社会問題化に追い詰められていく。本書は、この一世紀に及ぶ軌跡を追う。家計やジェンダーなど多様な視点から、知られざる日本経済史を描く意欲作。

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サラ金の歴史 消費者金融と日本社会 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最近消費者金融はどうなっているんだろうと感じていたところに、良い本と出会えた。原点となる個人間金融からの流れと技術的な進化、社会の変化が捉えられていて良い読書だった

    0
    2025年05月12日

    Posted by ブクログ

    圧倒的な情報量に読むのにとても時間がかかった。
    読んでいて面白かったし、あとがきに身内の名前とか出してるのぐっとくる。

    0
    2025年05月11日

    Posted by ブクログ

    消費者に対する金融は大手の金融機関は昔は軽視していたので、信用力のない個人は身内などから入用の時は金銭を調達していた。そして戦後、個人間金融からサラリーマンという安定した月給を稼げる人を対象とした金融サービスが登場することになる。

    業者は何を目安に与信を与えたかというと、当時ステータスのあった公団

    0
    2024年02月29日

    Posted by ブクログ

    プロミスやアイフル、レイクなど、普段何処かで見聞きする所謂サラリーマン金融業者。そのルーツや盛衰について、貸す側、借りる側の両面を、戦前から現代までを整理、解説した良書。

    0
    2024年01月28日

    Posted by ブクログ

    サラ金の歴史が時系列で説明されているだけでなく、その盛衰を経済、経営学の知見を交えて分かりやすく解説されている。サラ金のブラックな部分も交えながらも、極めて中立に解説されている良著でした。

    0
    2023年06月16日

    Posted by ブクログ

    不肖、自慢ではないが20代の頃にがっつりアコムとモビット、銀行カードローンにリボ払いに質入を重用し、口座やカードを凍結されながらも辛々生き延びた体験を持つ私にとって実に思う所のある新書。
    オビの問いかけについて、私にとっては紛う事なく「セイフティネット」であったと断言出来る。返済遅れた時の電話は怖か

    0
    2023年05月22日

    Posted by ブクログ

    さすが新書大賞。日本独自のサラ金の歴史を多角的に描いた傑作。

    戦前の素人高利貸に始まり月賦、団地金融からサラリーマン金融そして消費者金融へ。貸金業法の規制もあるがサラ金の大手の攻防が三国志的に楽しめる。

    武富士、アコム、レイク、プロミス。

    今は銀行の傘下が基本。カードローンにも押されている。

    0
    2022年05月05日

    Posted by ブクログ

    第43回サントリー学芸賞受賞作品。そして、日本経済史の若き俊才による傑作。

    まずサラ金の歴史を狭い意味でのサラリーマン金融各社の歴史で終わらせず、きちんと戦前期の「素人高利貸」の話から説き起こしている点は素晴らしい。史料的に一番大変な時期だったのではないかと思うが、サラリーマン向けの利殖マニュアル

    0
    2022年05月01日

    Posted by ブクログ

    1980年代、街を歩いていると必ず「サラ金」が目に止まりました。それは店であったり、看板であったり、吊り広告であったり。また、当時は大量の販促用ポケットティッシュが街頭で配られ、ポケットティッシュはそれだけで十分でした。
    サラ金は主に個人への少額の融資を行なってきました。戦前の素人高利貸から質屋、団

    0
    2022年03月17日

    Posted by ブクログ

    終章とその直前が素晴らしい。

    金銭を借りる需要。
    返してくれそうもないところには高い金利で、そうでないところには安い金利で貸す。
    ということになるだろうし、金利に制限をつければ、金を借りられなくなる時期が早くなり,そこで自力による社会生活ができなくなる。
    それでもなお、足掻きたい向きには、法律の枠

    0
    2022年03月13日

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