じじいの恋 命短し恋せよ老人

黒江S介

この恋、半世紀以上！
良家の子息で家業を継いだ既婚者の拓朗は、いまだ独り身の小説家・源太に求愛中。
既読スルー問題、愛情のお試し行為、いちゃラブカップルへの羨望、値引き道、肝試しの思い出、終活――。
75歳×75歳、チャーミングが溢れるラブリー高齢者（シニア）コメディ！

• カテゴリ: 少女・女性マンガ
• ジャンル: 女性マンガ
• 出版社: リブレ
• 掲載誌・レーベル: クロフネCOMICS くろふねピクシブシリーズ
• ページ数: 180ページ
• 電子版発売日: 2022年04月20日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 63MB

[のぶ · ★★★★★]

すっっごくよかったです

幼なじみ系の話が元々すきですが、その極地的作品だなと思いました。話のテンポも良く、2人やまわりのキャラもよく。特におれおれさぎ的なのでだましあおうとするのと、趣味の差の時の話、なかたがいのはなしもすきでした。正直まだつづいてほしいです。もういつもの椅子にすわって話してるだけでいいので。おすすめです

[ブクログ · ★★★★☆]

まさかの続編、しかも短編集の数編でなく一冊丸ごと、という好評でなければありえない展開に驚きを隠せない。秀良子「金持ち君と貧乏君」の前例（！）もあることだし、孫（いい味を出してるキャラ）のいる世代のBLマンガがあってもいいのだ。弘兼憲史「黄昏流星群」がシルバー世代の恋愛漫画だそうだが（未読です、違ったらすいません）、それの男同士バージョンだと思えば…。こっちはラブコメなんですけどね。副題「命短し恋せよ老人」って、身も蓋もないというか。高齢化社会が進むと、「オールドボーイズラブ」というBLジャンルが出来るのか。「おっさんずラブ」はもうあるもんね。コピーは「ラブリー高齢者（シニア）コメディ」ですが、「この恋、半世紀以上！」と続くと重いね（片方の片思い、もう一人は幼馴染としか思ってない）。
こういう恋愛ものって、登場キャラが既婚か独身か（本書は独身二人？　一人は孫がいるから死別？）でも展開違うよなー。いや、既婚者の出て来るBLやゲイ小説はあるでしょうが。男女の恋愛でも不倫ものなら既婚者は出て来るか。続巻はある？　それにしても、75歳でも恋心にときめいてるって素敵。元気なのか不憫なのか…。