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Posted by ブクログ 2024年02月10日
国連難民高等弁務官として数々の功績を残してこられた緒方貞子さんの回顧録。その揺るぎない決断力と実行力にただただ舌を巻く。問題の真の所在を見極め、その解決のために既存のルールやしがらみにとらわれず、行動を起こしやり遂げる。どうしてここまで出来るのだろうか凡人の自分には考えが及ばない。出来ることならご存...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月07日
国連難民高等弁務官に64~73歳で勤められ功績多数。政治を研究し、国連に関わる仕事もされ、様々な積み重ねの果てに推薦される。
人の命を守ることを目的に、組織の枠や慣例に捕らわれず何がベストか考え、実行され続けた方。
これは◯◯の仕事、とか考えてしまいがちであるが、やった方が良いことは、ルールを変えて...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月17日
緒方貞子さんの生い立ちから外交意思決定過程の研究、人間の安全保障に至るまでが初学者にもわかるよう書かれている。どのように国連に入りキャリアを進めてきたのか、女性として家庭とキャリアの両立など悩みながらも懸命に最前線で取り組まれた姿勢、実務と研究は一体であり分けて考えるべきではないとの考え方などとても...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月25日
なんという降り幅の広い生涯を送って来た人なんだ、というのが読み終わっての第一の感想。
国連難民高等弁務官としての活動は同時代で多少は分かっていたが、犬養毅の曾孫として生まれ、満洲や国際外交の研究者として実績を残し、妻として母としての一面も持ち、JICA理事長も務めるという数々の顔を持つ凄味。
「...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月01日
「聞き書」で「回顧録」ということに対する違和感は的確な予想だった。
回顧録だから自身が言い残したいことをまとめているのは普通のことで、緒方は自身が関わった仕事について記録を残すことは歴史的使命であるというのだから、成人してからはひたすら仕事のことを回顧しているのは当然のことなのだろう。
聞き手であり...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月20日
インタビュー形式なのでとても読みやすい。
緒方貞子氏のことは、国連難民高等弁務官だったということしか知らなかった。
本書を読んで犬養毅のひ孫と知った。
祖父も父も外交官であった。
その環境からがあったからこそ、彼女の国際的な活躍があるのだろう。
とてもニュートラルな感覚の持ち主で、現場をよく知ろうと...続きを読む
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