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そこは鼻をつままれてもわらかない漆黒の世界。滴下水でびしょ濡れになり、狭い隙間にはまって動けなくなり、ときには落石で骨折することもある。何度死にかけようとも、暗闇のその先にある、誰も見たことのない世界がどうしても見てみたい!!
・縦穴を降下中落石で骨折。300メートルのロープを片手でよじ登る。
・17センチの隙間があればとりあえず潜り込む。
・持ち込んだ食料はすべて食べきり、排泄物はすべて持ち帰る。
・洞窟内でご遺体を発見&大変だった搬出。
・世界中で洞窟探検&ベトナムで火山洞窟発見。
・目指すはラオスの巨大未踏洞窟。
「オレは洞窟に出合うためにこれまで生きてきた。もし洞窟に出合えなかったら、どんなダメな大人になっていただろう。そして、人生の全エネルギーを洞窟探検に注いでいる。洞窟探検ほど面白いものはない」(本書より)
洞窟に魅入られ、洞窟に人生を救われた洞窟探検家の、エネルギッシュで胸がすくような探検譚!
※電子版は、本文中に使用している写真がカラーになっております。
Posted by ブクログ 2023年04月13日
TV番組のクレイジージャーニーを観て吉田勝次さんを知った。洞窟に対する情熱と生き様に、すぐさま虜になった。番組を観て吉田さんの事をもっと知りたい!という衝動が抑えられなくなり、手に取った本。
印象的だったエピソードは、何人もの仲間の協力を得ながらその先に洞窟があるのか誰も分からない状況で何日も地下...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月30日
タイトル通り、洞窟探検の本。
そして、タイトルと副題の「すきあらば~」という表現から受ける印象と、読後感にまったく違和感のなかった本。
日本初の洞窟探検家(そんな職業がないので著者が勝手に作ったらしい)の一代記ですね。
何よりも口絵のライトアップされた口絵が美しく、一瞬、洞窟に行ってみたい、と思いつ...続きを読む
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