音叉

音叉

800円 (税込)

4pt

4.4

日本を代表するロックバンドTHE ALFEEの高見澤俊彦による初小説は、
恋愛と音楽に溢れる70年代青春小説!

東京の平凡な大学生・雅彦は同級生と組んだバンドでデビューを目指す一方、学生運動に染まる響子やグラマーな加奈子、憧れの美佐子先輩との恋愛模様に翻弄される。
順風満帆に見えた大学生活だが、思いがけない悲劇でデビューか友情かの決断を迫られることに。さらにある歴史的事件によって恋愛にも陰りが……。

何者かになりたくて足掻く青年たちを、原宿のレオンや赤坂のビブロスといった70年代東京カルチャーをふんだんに盛り込んで描き出す。
音楽業界を知り尽くした著者ならではの視点が光るスピンオフ短編も収録。
さらに、文庫用に書下ろしエッセイも収録。

※この電子書籍は2018年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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音叉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年09月08日

    小説はあまり読んだことのない素人だが、19歳の今読めて良かった小説だと感じた。

    大人に守られる生徒であった高校時代から、何もかもが自己責任で自らの手で先へ進むしかない学生となる大学。その狭間を彷徨いている私は、この小説の世界に入ることで向こうへの1歩を踏み出せそうな気がした。

    ALFEEに嵌った...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月06日

    1970年代のバンドを描いた青春小説。
    音楽、女性、学生運動、芸能界、と揺れ動く中でデビューを果たそうとする若者達。何もかも都合良くは進まず、苦みと痛みを噛み締めながらも前に進んでいく。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年09月28日

    お友達がアルフィーファンになったことから、御三方の音楽以外の才能に触れる機会を得、今回こちらの本に出会いました。
    文中には「epitaph」
    「グッバイイエローブリックロード」
    等々知った曲が出てくるのが良いですね。

    私は高見澤さんより少し下の世代で当時の社会情勢は新聞やテレビを通して知る程度でし...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年01月19日

    ALFEEのようでALFEEじゃない。けど、時代背景や登場する場所は実在するので1990年代生まれの私も1970年代を生きたような気持ちになった。特にイエスの曲を聞く場面。

    0

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