はじめての動物倫理学

はじめての動物倫理学

968円 (税込)

4pt

ベジタリアンやビーガンといえば、日本ではいまだ「一部の極端な偏った人」と思われる風潮があるが、世界では、肉食と環境問題は密接にリンクした問題として認識が広まっている。動物倫理学は功利主義の立場から動物解放論をうたうピーター・シンガーを嚆矢とし、1970年代から欧米で真剣な議論と研究が積み重ねられ、いまや応用倫理学の中で確固とした地位を占めるに至った。本書は倫理学の基礎に始まり、肉食やペットなど具体的な問題を切り口に、いま求められる動物と人間の新たな関係を問う、動物倫理学の入門書である。

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はじめての動物倫理学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    第一章や第二章は哲学的で少し難解だが、動物倫理の歴史的位置付けや潮流を理解するのにとても充実した内容だった。動物倫理、動物福祉、功利主義、義務論、徳利主義等々あやふやな思想や概念がすっきりと理解できた。
    第三章が、一番実生活に結びついて実感しやすい部分だと思う。
    畜産、実験動物、ペット、動物園や水族

    0
    2026年04月27日

    Posted by ブクログ

    倫理学の説明から動物倫理について分かりやすく書かれている。
    最後は主研究であるマルクスと動物倫理を重ねた章になっていて、とても面白い。

    主に動物の権利についての是非を問う本であるが、そこから付随して人間中心主義、環境問題・倫理についても言及されている。
    犬と暮らしている身としてはとても学びの深い本

    0
    2025年07月10日

    Posted by ブクログ

    動物倫理学の始まりに関してや、肉食による環境負荷などは勉強になった。

    後半は自分の力量不足もあり、何を伝えたかったのかはよく理解できなかった。

    マルクスが資本主義の大量消費に対して否定的なのは分かったが動物倫理との接点はよく分からなかった。

    0
    2025年12月15日

    Posted by ブクログ

    倫理学知らない自分でも基本から説明してくれるのでありがたかった。元々の学問が難しいのでやや難解だったが、、、
    3章が兎に角エグい。動物との付き合い方を本気で考えさせてくれる本。環境倫理学の話は批判的な立場で述べられていた。確かに万人が実践できない倫理観を押し付けてるところがキツイと思う。マルクスに関

    0
    2022年07月31日

    Posted by ブクログ

    良著。特に前半の論述の明晰さ、まとまりの良さには目を見張った。田上先生は文章家としても優れていると思う。
    高評価を前提に敢えて重箱の隅をつつくならば
    ・アニマルライツの根拠が知的能力に求められることの詰めた論証がなくサラッと流されている印象(しかしおそらく多くの日本人読者的にはそこが最も疑問なところ

    0
    2021年04月08日

    Posted by ブクログ

    環境とマルクス以外ざっと読んだけど立派だと思う。ゼミぐらいで使うにもよさそう。同時に出版された浅野先生のほどおどろおどろしていない。

    0
    2021年10月04日

    Posted by ブクログ

    動物は人のために存在するのか。それとも同じ命として尊重されるべきなのか。はじめての動物倫理学は、私たちが見過ごしてきた問いを突きつける。肉を食べ、ペットを愛し、実験に利用する。その矛盾を前に、人は都合よく境界線を引いてきたのかもしれない。だが命を「役に立つか」で量る視線は、いつか人間同士にも向かう。

    0
    2026年05月10日

    Posted by ブクログ

    動物倫理学という観点でJSミルの功利主義、カントの義務論、徳原理を見ていく本。
    それぞれの思想は人間を動物と区別するキリスト教的なスタンスから逃れられないが、それらの思想を足がかりにして動物倫理を考えていく。

    0
    2026年04月05日

    Posted by ブクログ

    動物愛護は正しい事であるということを色々理由付けして主張する本。
    ロジック自体の話が1/10ぐらい、それ以外はどこかで見かけたような事柄をあらためて非難する内容が主。

    基本的に愛護の立場からのみ主張されているので、「はじめて」とタイトルにはあるが、ある程度思想がある方がそれを固めるための本と思う。

    0
    2026年02月25日

    Posted by ブクログ

    動物倫理学という聞いたことのない分野に興味を持ち、流し読みした。

    確かに、人間は牛や豚を食べるためなら彼らを殺すことを厭わないが、こと犬や猫に対しては、人間並み、とまではいかないが人間に準じた倫理観を持って「愛護的に」接している。

    牛豚の殺生、これは肉食は人間の生存のために必要であるという大義の

    0
    2025年12月07日

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