P+D BOOKS なぎの葉考/しあわせ

P+D BOOKS なぎの葉考/しあわせ

660円 (税込)

3pt

3.0

川端康成文学賞受賞作を含む秀逸な短編7編。

「もう来たらあかんよ。ほんまに来イへんな」
昭和11年、大阪の置屋で出会った若い娼婦は、男が深みにはまってしまいかねない魔性を秘めており、実際に6人の男が破滅に追いやられていた。〈私〉ももうしばらく一緒にいたいと願うが――。
和歌山、大阪をめぐる旅に出た男が40年前の一夜の記憶を辿っていく「なぎの葉考」のほか、70代の老夫婦が重い病気を抱えながら命を長らえていることにささやかな幸福を感じる「しあわせ」、〈私〉と確執のある父とその2番目の妻、子が入水自殺してしまう「耳のなかの風の声」など全7篇を収録した名作短編集。

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P+D BOOKS なぎの葉考/しあわせ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年03月17日

     紀伊白浜へ再訪の旅をする著者は、現在から40年以上前の2.26事件のあった昭和11年、新宮、浮島遊廓で一人の娼婦とひと時を共にする。その女の体に自分の肉体にぴったり合う感触を覚えた作者は、一時間伸ばし、さらにもう一度伸ばそうとするが、女から、自分に溺れた男が何人も身を持ち崩した、「もう来たらあかん...続きを読む

    0

P+D BOOKS なぎの葉考/しあわせ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • 掲載誌・レーベル
    P+D BOOKS
  • ページ数
    198ページ
  • 電子版発売日
    2021年03月11日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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